14年連続ナンバーワン人気|マレーシア徹底解説

日本人が「将来住みたい国」として、なんと14年連続ナンバーワンでトップを継続している国、マレーシア。

筆者もマレーシア(クアラルンプール:KL)在住者として、その魅力を日々、肌で感じています。
マレーシアはあらゆるインフラが整備され、治安も良いですし、物価も安く、また、何より親日国でもあります。
そして、マレーシアへ移住・ロングステイするのはそれほど難しくありません。
それでは、これについてみていきましょう。

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マレーシアの人々 国旗

1.マレーシアの生活環境

まずはじめに、マレーシアでの生活環境について概観していきましょう。

(1)マレーシアについて

マレーシアは、地理的にはASEAN地域の南部、赤道直下に位置する国で、ほぼ年間を通じて温暖であり、季節の変動がありません。

筆者が暮らすKL(マレーシア中心部であり首都)では、一年を通じて朝7時頃に日が昇り、夜7時頃に日が暮れます。
マレーシアの人口は3,200万人程度で、総面積は約33万平方キロメートル(日本の約0.9倍)です。
人口構成は、地元のマレー人が約6割、中華系が2割、インド系が1割、その他が1割といった状況です。

(2)マレーシアのインフラ

マレーシアは、ASEAN地域にあっても「先進国」として位置付けられるほど、あらゆるインフラ環境が整備されています。

<電気、ガス、水道などのベースインフラ>

筆者はKLに来る前、ミャンマー(ヤンゴン)、ベトナム(HCMC)と歴任しましたが、ベースインフラに不安を抱いた経験が少なからずありました。
マレーシアに来てまず実感したのは、あらゆるベースインフラが安定供給されていることです。
これは、日々の生活において、極めて重要な要素です。
マレーシアでは、停電はまずありませんし、ガスや水道も全く問題なく利用できます。
豊富な資源力を背景として、電気代・ガス代・水道代も安いですし、ベースインフラが確保されているのは、非常に安心です。

<移動交通>

マレーシアはASEAN諸国の中心部にあり、タイ、ベトナムなどをはじめ、主要地域へ2-3時間での移動が可能です。
日本からも連日直行便が運行されており、6-7時間で移動できます。
マレーシア国内には、中央部のKLを中心として、北部のペナン、南部のジョホールバルという大都市を有し、KLからそれぞれの移動距離は、概ね400kmです。
国内長距離移動の場合は、エアフライトや長距離バスがあり、安価で快適です。
市内移動では、公共交通網である電車・地下鉄・モノレールが整備されており、また、KLを中心として道路網も整備されているので、多くの日本人が車を利用しています。

<食事、買い物など>

マレーシアには、大手のイオンや伊勢丹といった総合ショッピングモールが古くから展開しており、市内には、セブンイレブンやファミマといったコンビニがどこにでもあります。
ですから、食料品・日用品や衣料品など、買い物に全く不便はありません。
食事も、ショッピングモールなどに多くの日本食料理店が展開しています。
物価も安く、感覚的に言えば、あらゆる製品やサービスに関する料金は、ざっくりと言えば日本の半分程度といったところでしょう。
*ただし、イスラム圏なので、お酒が非常に高いのと、豚肉が限られた場所でしか買えないのでご注意を。

(3)国民性と文化

上述した、国民の6割を占めるマレー人ですが、国民性を一言でいえば「明るく、のんびりしていて、親切」という印象です。
マレーシアは英語圏でもあり、ほぼ全員が英語での会話が可能です。
例えば道に迷ったり、ちょっと判らないことがあったりして、近くにいるマレー人に尋ねると、例外なく素晴らしいスマイルで、丁寧に教えてくれます。
ただし、のんびりしていて時間にはルーズですし、あまり勤労意欲は高くありません。
更にイスラム圏の国なので、金曜日には昼の11:30から14:30までお祈りの時間で、一切の仕事がストップします。
勤勉で時間に厳しい日本人からすれば、最初はこうした、一見ルーズな対応に戸惑いますが、慣れてくれば、そうした文化や習慣を理解した上での対応が可能となります。

(4)在留日本人の状況

現在、マレーシアに在留する日本人は約2万5千人程度と言われています。
諸外国の中では12番目、都市別に見るとKLが20位といったところです。
日系企業の駐在員や、留学生、インターン、現地採用で働く日本人などがその主なものです。

マレーシアクアラルンプールの夜景 ペトロナスツインタワー

2.マレーシア移住への条件

前置きが随分と長くなってしまいましたが、様々なマレーシアの生活環境を理解した上で、マレーシアへ移住するための条件についてみていきましょう。

(1)MM2H

マレーシアへの長期滞在・移住といえば、代表的なものとして「MM2H」と言われる、10年滞在ビザが挙げられます。
これは、主として定年後のセカンドライフをマレーシアで満喫したいという、シニア世代のご夫婦などが主な対象となっています。
筆者も休日にショッピングモールなどに出掛けると、こうしたシニアのご夫婦をよく見かけます。
MM2H1を取得する条件としては、35万リンギット(日本円で約921万円)の財産証明と、月額1万リンギット(同:26万円)の収入証明、更に、15万リンギット(395万円)を預託する必要があります。
また、手続きにに当たって、20~50万円程度の費用が別にかかるのと、滞在中の医療保険が必要となります。
これを高いと判断するかどうか、個々の状況によって様々だとは思いますが、例えば米国やカナダ、シンガポールなどと比べると、格安なレベルではあります。

(2)90日以内のシーズンステイ

MM2Hをベースとした長期間の滞在(移住に近いといっても良いでしょう)が困難な場合、ロングステイを叶える別の方法があります。
これは非常に簡単です。
日本人は世界でトップの「ビザ不要国」です。
マレーシアに滞在する場合でも、最大90日以内であればビザの申請は不要です。
ですから、避暑や避寒、あるいは90日以内で暮らすように旅をする「シーズンステイ」であれば、MM2Hの手続きは不要ですし、 クレジットカードについている医療保険を使えば生活面のリスクも回避できます。
また、この程度の滞在期間であれば、日本での自宅の維持管理も問題ないですから、大きなトラブルもないでしょう。

(3)住居費

永住、長期滞在、シーズンステイそれぞれの場合によって、住居費は選別する必要がありますが、1年以上の長期滞在の場合の住居費の目安についてみていきましょう。
筆者が住むKLでは、市内中心部の快適な環境(プール、ジム付き)なコンドミニアムの場合、家族帯同の3LDKレベルで概ね10万円~13万円前後、単身者で2LDKレベルの場合、6万円~9万円といったところです。
最低契約期間は1年で、数か月分のデポジットと、光熱費や共益費、インターネット料金が別に発生します。
概して言えばそれほど高額ではなく、住みやすい料金体系だと言えるでしょう。

(4)コミュニケーションと文化への理解

マレーシアに永住、あるいはロングステイする場合、やはり問題となるのが「コミュニケーション能力」と、「文化への理解」です。
幸い、マレーシアは英語圏なので、簡単な英語が理解できれば、地元の人と会話するのは問題ありません。
マレー人の英語の発音も、シンガポール(シングリッシュ)やインドと異なり、比較的プレーンで、理解しやすいものです。
あとは、上述したような「のんびり」「ルーズ」といった国民性を十分理解し、イライラせずに、のんびり構えて接すること。
こうした心構えさえ出来ていれば、マレーシアでの生活は快適なものとなるでしょう。

マレーシアの若者 女性

まとめ

みてきたように、気候も温暖で親日、物価も安く、あらゆるインフラが整備されている先進国、マレーシアでの永住やロングステイを検討するのは、非常に有意義だと思います。
10年の長期ビザ(MM2H)を取得してセカンドライフを満喫するも良し、日本人の特権を活かして90日以内のシーズンステイを楽しむのもまた一興ですね。
まずは「百聞は一見にしかず」です。
スポット観光などで実地検分した後、それぞれのライフプランにあった滞在計画を、是非組み立てていただければと思います。

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