老後にマレーシア移住して体感|日本人とマレーシア人の違いTOP5

ご承知のように、マレーシアは多民族国家です。 
マレー人、華人(中国人)、インド人が三大民族として人口の大部分を占めますが、少数民族もいます。

ですから、こういった多くの民俗が暮らす一つの国家の中で、『マレーシア人はこんな人』と言えるほど共通する感覚はかなり難しいですね。

そこで人口の60%以上を占めるマレー系マレーシア人(以下マレー人と言う)についてご紹介したいと思います。

さて、マレーシアに移住して、『イの一番に感ずる事』。 それは、「兎に角、マレー人は働かない(もっとはっきり言えば、やる気有るの!?)」です。 

例えば、郵便小包の配達。 10回中1回でも、自宅に運んでくれば大したもの。 余り品物が届かないので、インターネットで、マレーシア国内の郵便追跡サービスをチェックすると、“なんにちの何時に訪問したが、留守。 不在票を投函した。”となっているが、「オイオイ待てよ!その日は一日外出しないで居たよ!不在票も投函されていない」よと・・・

で、郵便局の窓口の女の子に苦情を言う。
すると、彼女はニッコリ微笑んで『だってさ~暑いでしょ!沢山荷物配達すんのよ~きっと彼は疲れているのよね~。
そのうち、元気になったら、ちゃんと運ぶんじゃな~い?』で終わり。
これがマレー人の仕事の仕方です。

Pos laju(マレーシアの郵便局)

そこで、老後にマレーシアに移住して、初めて知った、マレー人はこんな人だ!?をご紹介します。

≪歴史的背景≫多民族国家になった理由、これが分かれば、マレー人を理解できます。

遠い昔から、マレーシアと言う土地は気候は温暖自然災害もほとんどなく、腹が減ったら木に登って果物を取り、眠くなったら地面にごろ寝しても凍死することなど有りません。

ですから自給自足が基本でした。

そのうえ、イスラム教の教えが行き届いていたため、平等互恵の精神が有り、治安も安定していました。

 一方、19世紀にはイギリスの植民地体制が確立され、イギリスはスズの採掘とゴムの栽培により、本国の経済繁栄をさせようとしました。

そのためには大量の人手がいります。
植民地政府はもともとマレー人をこれらの労働者として雇う計画を立てましたが、『どんなに賃金を高くしても、マレー人は働かない』と嘆いています。

 その結果、本国での迫害や、本国に対する絶望感を持った、出稼ぎの中国人やインド人をどんどん投入し、1940年代になると、中国人の人口はマレー人を超えてしまいました。
彼らはほとんどが「無一文」で「背水の陣」。 

懸命に働き、20世紀にはいると『財』を築きあげる華人やインド人も増え、家族もでき、そのまま定住する人達も多くなり、その子孫が現在住んでいる訳ですが、こういった人たちの仕事や日常生活に関する感性はマレー人とは全く異なります

オピアくん
マレーの人々は、のんびり屋さんが多いのかな

マレー人はおおらかで、おおざっぱ。約束は気にしません。

仕事でミスをしても、ミスはお互いさまと考えています。

特に、マレー人の男性が担当になった場合は最悪です。
間違いなく、用事は一回では済みません。

日本人はなるべく周りに迷惑をかけないように、ミスを防ごうとしますが、そういった部分の考え方が全然違います。

例えば、品物を受け取りに来る約束をしても、待てど、暮らせどやってこないときが有ります。

電話しても出ません。二日間音信不通。
諦めかけていると突然電話、「今日行くよ! この前はトラックのタイヤがパンクして動けなくなったんだ!」でおしまい。

悪びれもせず、申し訳ないとも思わず、ケロッとしています。

時間に対する感覚は、日本人とは全く異なります。

時間の感覚も日本人とは全く違います
ですから、遅刻や当日キャンセルは有って当たり前と、肝に銘じておく必要が有ります。

例えば、配達日時。

大抵、何日の何時と言います。で、その日になると約束時間から1時間経っても音沙汰無し。
そうすると突然携帯に連絡が来ます。

 「あと10分位で到着するよ!」です。
もう慣れているので、あまり当てにせず、と言う事は後1~2時間後だな!と言う感じです。
コンドなどは搬入時間が限られていますが、そこは彼らの事、制限時間ギリギリか、5~10分遅れで到着。で、万事問題なしです。

マレー人は「意欲」=「能力」と信じている

マレーシアではショッピングモールなどで、ATMやトイレの場所を近くのマレー人に尋ねると、ほぼ必ず、にこやかに教えてくれる。
で、教えてくれた通りに行っても、たどり着くとは限らない。

最初は「コノヤロー!適当なこと言いやがって」と何回かあったので、最近は周りの人にあまり聞くことはありません。

で最近、あるブログを見ていたら、マレー人は「道を教えてあげようとする親切心」と、「正しい道を教えてあげられる能力」は別物だと思っていないと言うことです。

「自分はあなたに協力的ですよ」と言う姿勢を見せることが重要だと思っています。

一方、日本人は「自分に確たる自信(能力)がなければ教えない」と言う事になります。

日本式に、教えてくれたイコールよく分かっているから教えたと、理解してしまうと、冒頭のようなことになります。

日常生活レベルなら、まあ仕方ないかで済みますが
ことビジネスとなると、この行き違いは深刻な結果につながります。

「他人の目」なんて気にしない。

「他人からの評価」・「他人の目」を気にする日本人の気質はよく知られています。

さて、ある日の私の外出時の格好です。「真っ赤なポロシャツに、空色の短パン、茶色のパンチングをかぶり、サンダル履き」。

何とも奇妙ですか?
この時、日本人は「他人の目」を気にするとよく言います。

受け売りの話ですが、この状況は「実際の他人の目」ではなく「自分が想像する他人の目」です。
「こんな格好をしたら、周りがどう自分をみるだろうか?」ですね。
こんな時、マレー人は自分の好みのほうを、他人からの評価よりも優先します。 

結果、『周りがどう思おうと自分の好きな格好をする』と言う事を選択します。
いやですね~わたしは既に地場になじみ始めているのでしょうか??

ヒジャブーはキャンデーを包む包み紙です。

ちょっと艶っぽい話です。

マレーシアはイスラム教なので、マレー人の女性は「ヒジャブー」と言う、スカーフのようなもので髪や体のラインを隠しています。
これを見て、日本人特に働く女性達からは「自由を奪われている」とか、「抑圧されている」などと言いがちです。

では、彼女達はイヤイヤそのルールに従っているのでしょうか?

調べてみたら、髪を隠すのは、厳密にはイスラムの義務ではないそうです。
確かに、ごく稀に、イスラムと見られる女性でヒジャブーをしていない人を見たことが有ります。

ではなぜ自ら進んで被っているのでしょうか?

その答えは、
「女性の美しさは宝石。だからむやみに見せびらかしてはもったいないし、
傷つけてしまいかねないから、見せるのは自分の事を本当に大切にしてくれる夫や親兄弟という家族だけにしておいた方が良い」

と言うものです。

イスラムの女性は言います。

「紙で包んであるキャンデーと、そうでないキャンデーが有ったら、人はどっちを食べる?
包んである方でしょう。むき出しのキャンデーはハエがたかっていたかもしれない。
スカーフはそれと同じ。女性の髪は美しい、高貴なものだから包む。
包むから価値が上がり、尊ばれる。高価なダイヤモンドは、その辺には転がしておきません。」

確かに、イスラム系のマレー人の女性は、貞淑で子煩悩、家族思いでその上美人が、兎に角多い。

オマケに、若い娘は屈託なく微笑みます。 息子の嫁さんはマレー人と思っているんですがね~

おわりに

マレー人とは、ビジネスを介さず、知り合うならば、これ以上の友人はないと思います。

但し、ビジネス絡みでは「〇〇〇〇」ですね。
冒頭にも述べたように、郵便局の配達員一つをとっても頭にくることは多々あります。 

だからと言って、どなったところで、改善されることは有りません。
逆に「逆恨みされた」と言う話はちょくちょく聞きます。

兎に角、ニコニコ😊、私達は外国人、「郷に入っては、郷に従え!」、マレーシアの習慣に併せて生きてゆきましょう。 

オピアくん
僕もマレーシアだったら今よりゆったり過ごせそう!

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