マレーシアで断水が起きたらどうする||クアラルンプール編|マレーシア移住者が解説

マレーシアでは断水が起きるのはめずらしいことではありません。
日本で起きたら大混乱になりそうなことですが、なぜかマレーシア人は慌てず柔軟に対処しています。その違いがおもしろいです。
具体的にどんなことになるのか、経験談とともにお伝えしたいと思います。

1.マレーシアでの計画的断水、なぜ起きるのか

マレーシアでの断水は、計画的に行われるものもあります。
乾季に水不足にならないようコントロールするため、または水道管の大がかりな修理のためなど理由は様々です。
その場合は、各州のウォーターサプライ会社の公式サイトで詳細が発表されます。(クアラルンプールの場合はセランゴール州、SYABAS社)コンドミニアムに住んでいる場合はNotice Board(掲示板)に貼り紙がされるので、外国人の私たちにはこれが大切な情報源となります。
短期移住でAirbnbを利用される方は大抵コンドミニアムに住むことになると思いますので、Notice boardは定期的にチェックされることをお勧めします。

以前あったのは、「水道管の大掛かりな補修のため、エリアごとに順次5日間断水します」というお知らせでした。
順次って。適当すぎます。1日くらいの断水なら、各家やコンドミニアムのウォータータンクで十分まかなえるので問題になることはあまりないのですが、5日となると長すぎます。
さて、そんな時マレーシア人はどうするのでしょうか。

2.その時どうする?

まず、すべきは当然十分な水の確保です。
日本の地震や台風への備えと同じで、町中のスーパーから水が消えます。
一軒家に住む人は、大抵庭にウォータータンクを設置しているので、そのタンクが一杯になるようよく見届けます。

コンドミニアムの場合、棟ごとに専用のウォータータンクがあるので、断水してもしばらくそのタンクの水で生活できます。
ただ、その水がいつ無くなるのか分からないというドキドキの中で生活することになります。
わたしの場合、晩ご飯の後の皿洗いの途中で突然一滴も水が出なくなりました。
隣の棟はまだ水が出ていたので、急いで隣の棟の友だちの家まで走ってシャワーを借りたことがあります。
熱帯地方で何日もシャワーが浴びれないなんて考えたくもありません。
また、断水が長くなると、近くの断水していないエリアのホテルに泊まる人がいたり、隣町の友だちの家に避難させてもらったりする人もいたり、対処法はそれぞれです。
持ちつ持たれつ、持つべきものは友です。

3.マレーシアでの突然の断水、なぜ起きるのか

これは隣町の話ですが、突然断水し、いつになったら供給が再開されるかわからない、というトラブルが起きました。
どうやら、ある工場が汚染物質を川に流したため、魚が死んで水が腐敗したことが原因だったようです。
日本なら連日大ニュースになるレベルです。
でもここはマレーシア。適当です。「いつ再開するかわかりません。」以上。
結局1週間以上断水していました。
そのエリアの人たちは、ホテル暮らしや友だちの家に避難してやり過ごしたそうです。

予期していない断水が起きることはしょっちゅうあります。

多くの人はコンドミニアムに住んでいますが、コンドミニアムのマネージメント(管理会社)が料金の支払いをしなかったため、サプライヤーから水を止められることもあるようです。

また、水道管の破裂やコンドミニアム全体に水を供給しているパイプに問題が起きた場合も、突然断水になります。

マレーシアは国全体で水道管の老朽化が問題になっており、水道管の突然の故障も珍しくありません。

4.その時どうする?

ある時、主人がシャワーを浴びている最中に突然水が出なくなりました。
マネージメントに連絡すると「突然の断水だよ」の一言。

そんなことは分かってます。
せめてトイレの水だけは確保したいということで、ありったけのバケツや容器を持って、コンドミニアム内にあるプールに行くことにしました。

すると、同じことを考える人たちでエレベーターが一杯に。
こんなことは日本で起きたことがないので、私はすごく焦っていたのですが、エレベーターに乗ってくる人みんな「水ないね~困ったね~わはは」と談笑し、トラブルを楽しんでさえいるようでした。
帰りは水でびしょびしょの塩素くさいエレベーターで部屋まで戻りました。

その時になってやっとマネージメントの人がやってきて、Notice Boardに貼り紙をしました。
「パイプ故障のため、断水。いつ復旧できるかわかりません。」とのこと。

住民はそれを見ても、怒るわけでもなく、マネージメントにつめよるわけでもなく、ただ「なるほどね~パイプが原因か~今日は早く寝よう」というような反応でした。

マレーシア人はトラブルに強いとは聞いていましたが、それをちらりと垣間見ることができました。

ちなみに、断水復旧直後は、見たことがないくらい汚い水がでます。

全ての蛇口からしばらく流しっ放しにしますが、その時私がお願いしたいのは、浄水フィルターをはずしてください!ということです。

この時フィルターを通して放水すると、一気にフィルターがダメになります。

もし移住された時に断水が起きたら、まずマネージメントオフィスに連絡を入れ、情報をもらうようにしましょう。

これはあまりないことですが、断水が自分の部屋だけに起きている場合は、オーナーに連絡して業者を手配してもらわなければいけません。

コンドミニアム全体が断水している場合は、マネージメントオフィスが対応するのを待たなければいけません。

こちらからアプローチしなければ最新情報が得られないことが多いので、遠慮せずオーナー、マネージメントオフィスと連絡をとりましょう。

まとめ

いかがでしたか?
断水は、私がマレーシアに来てから半年に一回くらいのペースで起きていてめずらしいことではありません。

それで、わたしは家に10本ほどの水のペットボトルを常備するようにしています。
マレーシアの人たちは、断水が起きてもそれほど動揺せずたくましく乗り越えています。

それを見ていると、日本は便利すぎて自分にはサバイバル力が足りていないなと痛感します。
こんなアクシデントを楽しめるくらいたくましくなりたいと思いました。

オピアくん
マレーシアにいると逞しくなれそうだね!!

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