旅行だけでなく留学や移住でも人気のマレーシア!「でも実際、マレーシアってどんな国なの?」とよく知らない方も多いのでは?
今回は、マレーシアの基本情報や日本人に人気の理由、住んでみてわかるリアルから最新情報まで、移住者が解説していきます!
- マレーシアの基本情報まとめ
- 多民族国家マレーシア
- なぜ日本人に人気?移住の理由は
- 実際に住んで感じるマレーシアのリアル
- 2025年版!移住前に知っておきたい最新情報
1. マレーシアの基本情報まとめ

基本情報
面積:約33万平方Km(日本の90%)
人口:約3,300万人(2025年推定)
首都:クアラルンプール
公用語:マレー語
宗教:国教はイスラム教、仏教、ヒンドゥー教、キリスト教など様々
通貨:マレーシアリンギット(RM)
気候・服装
気候は一年中高温多湿の熱帯気候。雨季・乾季の2つのシーズンがありますが、季節による寒暖差はほとんどなく常に半袖・サンダルで過ごせます。
ただし、飛行機や電車などの交通機関、レストラン・ショッピングモールなどは冷房が効いて寒いこともあるので、旅行の際はパーカーやカーディガンなどの長袖を持参すると安心。
在留日本人
現在、マレーシア在住の日本人は約2万人(参考:外務省「海外在留邦人数調査統計」)。
統計ではコロナ禍以前に比べると減っているそうですが、クアラルンプール内のインターナショナルスクールなどを見ていると日本人の割合は増えていると感じます。
宗教の生活への影響は
マレーシアの国教はイスラム教で、KL市内でも多くの女性がヒジャブ(スカーフ)を巻いている光景が見られます。しかし、マレーシアは国も国民も外国人に対してイスラム教の教えや慣習を押し付けてくることはありません。
日常生活で関連することといえば、イスラム教で禁止されているノンハラル食品(豚肉やお酒)が手に入らないお店がある、スーパーでは別コーナーに分かれています。
2. 多民族国家マレーシア

マレーシアの大きな特徴は、多民族が共存している点。主な民族構成としては、マレー系(約60%)・中華系(約25〜30%)・インド系(約10%)・その他先住民族が暮らしています。
文化・言語・宗教・食べ物なども多様で、1つの国にいながら多種多様な文化に触れることができるのが最大の魅力です。特に食事はバラエティ豊かで、マレー料理・中華料理・インド料理の他、ベトナム・インドネシア料理・中東料理などもリーズナブルに楽しめます!
3. なぜ日本人に人気?移住の理由は?
英語が通じる
マレーシアは多民族国家で公用語はマレー語ですが、英語も広く通じます。日常生活やビジネス、教育の場でも英語が使われており、英語を学びたい人や英語で子育てをしたい家庭にとっては大きな魅力です。

とはいえ、地域や人によって英語力には差があります。マレー語のみ、中国語のみで英語はあまり話さないというマレーシアの人も多いよ。
教育の選択肢として

クアラルンプールやペナンなどの都市部から郊外まで、インターナショナルスクールが多数。カリキュラムも多くがイギリス式(元々イギリス領だった歴史があるため)ですが、アメリカ式、オーストラリア式、日本人学校(学生・保護者ビザはNG)など、家庭の方針に合わせて多様な教育が選べます。
授業料も欧米に比べて比較的抑えられており、予算も低予算のローカルインターから高級インターまで選択肢が豊富。長期的な教育移住の選択肢として人気です。
長期滞在ビザの取りやすさ
以前は「MM2H(マレーシア・マイ・セカンドホーム)」ビザが人気で、特にリタイア後の移住先として高い支持を得ていました。ただし近年は申請条件が厳格化され、日本人にはハードルが上がっています。
近年は、現地採用で就労ビザを取得する方、学生・保護者ビザでの教育移住、デジタルノマドビザなど、ビザの種類も豊富になっているためそれぞれの家庭や状況に合わせてどのビザが申請可能か検討してみましょう。
医療水準が高い
都市部を中心に医療施設が充実しており、医師の多くが英語を話すため安心して受診できます。日本語通訳のいるクリニック・常駐している私立総合病院もあるほか、医療費も日本や欧米に比べて比較的安価です。
マレーシアには国立病院もありますが、外国人は医療費がかかるほか待ち時間が長いのでおすすめしません。
温暖な気候

1年中常夏のマレーシアは、特に寒さが苦手な人や関節疾患などで温暖な気候を求める人、毎年春に花粉症で苦しんでいる人にとって、気候によるストレスが少なく快適な生活環境を提供しています。
四季の変化がない分、衣替えや寝具の購入も最小限で済みますし、運動習慣などライフスタイルも安定しやすいです。
新日的な国民性
日本に対して好意的な印象を持つ人が多く、マレーシア国内には日本食レストランや日系企業も数多くあります。日本食材や日系企業の商品もやや割高ではありますが、スーパーやネットでも手に入りやすい環境。日本人が安心して暮らせるコミュニティ、サポートも整っている点が評価されています。
欧米と比べ物価が安い
生活費、食費、住居費などが日本に比べるとやや安価で、特に外食文化が発達しているため食費の節約もしやすいです。欧米諸国に比べても物価が安く、コストを抑えた海外生活が可能です。

「物価が安い」ことを期待しすぎないように注意。特に都市部で利用するお店・求める食品やサービスのクオリティによっては、日本より生活費が高くなることもあり得ます。
4. 実際に住んで感じるマレーシアのリアル
よかったこと
フレンドリーな人が多い、子どもに優しい
実際に訪れてみてわかるのですが、子どもに親切にしてくれる方が多いと感じます。また子連れで外食する際も、レストランやホーカーの食堂にベビーチェアが置いてある場所がほとんど。
食が豊富で飽きない

マレーシアの大きな魅力が食事!マレーシアのマレー系・中華系・インド系の料理だけでなく、日本や韓国などの料理の食材が手に入るだけでなく、外食する場所も豊富にあります。
Grab、電車など移動が快適
移住者の中にはマイカーを運転している人も多いですが、運転が苦手な人でもGrabなどの配車アプリを利用すれば気軽に移動できます。都市部では電車・バスがとてもお手頃で、公共交通機関を使って出かけるのも便利。
日本との時差が1時間だけ
日本の家族や友人、仕事で連絡を取る際にも日本との時差が少ないのは非常に便利。一時帰国の際にも、欧米と違い時差ボケで辛くなることもほとんどありません。
困ること
ビザの手続きに時間がかかる

ビザの種類や会社・学校の状況にもよりますが、マレーシアではどの種類のビザであってもスムーズに発給・更新できている人は少ないと感じます。なかなかビザの許可が降りず、ビザラン(観光びざが切れる3ヶ月おきに出入国)している人も。
家具や家電が故障しやすい
日本では考えられないほど、住居のあちこちや家電などが故障しやすいです。著者もこれまで住んだ複数のコンドミニアムは比較的新しい部屋でしたが、エアコン・洗濯機・ドアノブ・水道パイプなど故障しました。
空気の悪い時期がある
年によっても変わってきますが、マレーシアではヘイズと呼ばれる大気汚染が問題になることがあります。ヘイズがひどい時期には、学校での体育など屋外での活動が制限されることも。アレルギー体質の方は注意が必要です。
子どもだけで外出できない

小学生以上のお子さんがいる人にとっては、日本と生活スタイルがかなり変わります。子どもの学校へは親が送迎orスクールバスを利用、基本的には放課後子どもだけで遊びに行くことはできません。(年齢が大きい場合や住居エリアにもよるが基本NG)
歩道が整備されていない
車社会のマレーシア。街全体が車優先で設計されています。オフィスや観光地のある都市部、整備された高級住宅街以外は、すぐそこなのに横断歩道や歩道橋がなく歩いて移動するのが難しい場所も多くあります。心配な場合は、近い距離でもGrabよ呼ぶなどして安全に移動しましょう。
とはいえ、まだまだ他国に比べると移住先としてはメリットや暮らしやすさが多いので、筆者自身もマレーシアでの生活が気に入っています。
5. 2025年版!移住前に知っておきたい最新情報

移住・旅行先としても人気が健在なマレーシアですが、2025年現在では取り巻く環境が良くも悪くも少しずつ変化しています。
移住は「理想」だけでなく「現実」も見据えて準備することが大切。2025年の今、マレーシアに住むからこそわかるリアルな情報をもとに検討しましょう。
ますます便利に発展
クアラルンプールを中心に都市開発が進み、電車やショッピングモール、デジタルサービスなど、都市生活の利便性は年々向上しています。配車アプリやQRコード決済も当たり前になり、ますます日本の商品も購入しやすくなるなど、短期でも長期でも快適に暮らせる環境が整いつつあります。
ビザの厳格化
これまで移住の大きな後押しとなっていたMM2Hビザは、数年前から審査基準が大幅に厳しくなっています。MM2Hだけでなく学生ビザを取得する際も、収入や資産の条件が上がっています。ビザの取得ハードルが高まっているため、最新情報の確認と専門家への相談が必須です。
物価の高騰

マレーシア全体としてはまだ物価は日本より安いといえるものの、近年は円安やインフレの影響もあり、都市部では食料品や日用品、家賃などが上昇傾向にあります。特に輸入品や日本食材などはスーパーに行くたびにどんどん高くなっていると感じます。
外国人への税率UP
2024年以降、外国人や非居住者に対する税制が見直されており、所得税や不動産取得・譲渡税などで負担が増えるケースがあります。海外収入への課税対象や報告義務なども変わりつつあるため、最新の税制に注意が必要です。
また、2025年7月より新たに改変された税率が導入される予定です。医療、教育費のUPでマレーシア移住した日本人への影響は大きいのではないでしょうか。
2025年7月から売上サービス税の変化
売上税:一部輸入食材など高級品(サーモン、輸入果物など)への課税を強化
サービス税:これまで非課税だったレンタル・リース(8%)、建設(6%)、手数料や仲介料に基づく金融サービス(8%)、民間医療(6%)、教育(6%)、美容(8%)の6分野に課税範囲を拡大
6. まとめ

いかがでしたか?近年はマレーシア移住へのハードルが上がっている部分もありますが、多様な民族の文化や食などの魅力・経済発展でますます生活は便利になっています。
・海外初心者だけど、移住に挑戦したい
・子育ての環境を変えてみたい
・気候の良い場所で生活したい
・様々な異文化に触れたい など
多様性、気候の良さ、利便性のバランスが取れた国だと実感しています。まずはマレーシア旅行や短期滞在から始めてみて、現地での生活をイメージしてみるのがおすすめです!
この記事を書いた人:オピエミアドバイザー うえだりな
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「オピエミインタビュー」
マレーシア移住の準備から
移住後の生活までマレーシア移住者が体験談を元にリアルなお話しします。
マレーシアはいいところばかりではありません。
メリット、デメリットもお伝えします。
「マレーシア生活でよくあるお悩み」
・英語が苦手だから心配が多い。。
・行政の手続き失敗したくないな。。
・知り合いがほしい、美味しいお店も知りたい。。
・住まいのトラブルどうすればいいのかな。。
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