新型コロナウイルスからの回復を図るマレーシア・最新情報を徹底解説!

はじめに

今年の春以降世界を震撼させた新型コロナウイルスの感染拡大ですが、ここにきて多くの国や地域でようやくその脅威が収束傾向となり、マレーシアでも人々の行動や経済活動が徐々に緩和されつつあります。
最新情報を詳しく解説していきます。

オピアくん
最新情報ぜひ聞きたい〜♪

目次

1,活動制限緩和の概況〜徐々に緩和されているがなお制限項目もあり、要注意〜

6月7日午後、マレーシアのムヒディン首相は特別声明を発表し、これまで厳格に運用されてきた活動制限令(MCO: Movement Control Order)が終了する6月9日の翌日10日から8月末にかけて、回復のための活動制限令(RMCO: Recovery Movement Control Order)を実施すると宣言しました。

RMCOの主たる戦略(7項目)は次のとおりです。

  • 公衆衛生の強化
  • 法の執行
  • 国境管理の強化・徹底
  • 経済活動を完全に再開
  • 新たな生活規範
  • 地域コミュニティの責任強化
  • 高齢者などの保護拡大

首相は、国民生活の新たな規範(ニュー・ノーマル)として健康管理やマスク着用、また密な空間を避けることを徹底する行動を国民に呼びかけ、国民全体でこれを常に意識し行動することが重要だと述べました。

この声明に伴い、多くの活動が緩和されますが、新たに許可される項目は次のとおりです。

  • 州を越える移動(一部地域を除く)
  • 国内での旅行や観光
  • 理髪店やサロンの営業活動
  • 市場、屋台、フードコートなどの飲食設備
  • 博物館や美術館
  • 屋内の大道芸
  • セルフ式ランドリー営業
  • 釣り堀
  • 会議やワークショップ
  • 映画撮影
  • 一部のスポーツ・レクリエーション活動
  • 屋外での販売や商業活動
  • ハリラヤ・アイディルアドハ関連の祭事

これにより、移動や観光、また飲食関係や商業施設、スポーツや宗教活動も大幅に緩和されることとなります。
一方、マレーシア人の国外渡航や大規模スポーツ大会、集団スポーツや大規模な集会、パブやナイトクラブ営業など、多数の人々が密集する活動は引き続き禁止が継続されます。

2,マレーシアへの入国について〜外国人は6月以降入国可能だが14日間は強制隔離が必要〜

イスマイル・サブリ上級大臣兼国防大臣は、5月20日と25日に行った会見で、6月1日以降マレーシアへの入国者全員(マレーシア人と外国人全て)が入国の際に必要な条件について発言しました。
その内容は次のとおりです。

  1. マレーシア到着後全員に義務付けられる、14日間の強制隔離期間における宿泊費用支払いに関する約定書(LoU:Letter of Undertaking and Indemnity)を政府ホームページからダウンロードし、各地から出発する3日前までに電子メールで最寄りの公館(マレーシア大使館など)に提出すること
  2. LoU提出後、帰国(渡航)が承認された場合はマレーシアへの帰国(渡航)の承認状(Approval Letter)が送付される
  3. 約定書と承認状はマレーシア到着後に国家災害管理庁(NADMA)に提出すること
  4. マレーシア到着後は14日間の強制隔離期間のの宿泊費用を支払うこと

その後、同相は6月7日に、マレーシア国籍の帰国者は強制隔離施設ではなく自宅での隔離へと緩和する旨発表し、6月10日以降適用されることとなりました。
更に、帰国直後に空港でPCR検査を実施し、陰性であればそのまま帰宅できると述べ、大幅な緩和策を表明しました。
ただし、自宅での隔離中にも定期的に問診を受ける必要があり、期間中の外出は禁じらます。
そして、マレーシア政府が運用する濃厚接触者追跡アプリ「MySejahtera」のダウンロードが必須で、腕にはリストバンド着用も義務付けられており、違反すると1,000リンギット(約27,000円)の罰金を支払う必要があります。

3,国内大手航空会社の運航状況〜国内大手のJALとANAは一部運航中〜

国内航空会社大手の状況は次のとおりです。

JAL

成田-KL(クアラルンプール)間 対象便:JL723/JL724
対象期間:2020年6月1日~7日、15日~21日、29~30日
JL723:火・土運航
JL724:水・日運航
対象期間:2020年6月8日~14日、22~28日
JL723:水・土運航
JL724:木・日運航

ANA

成田-KL間 対象便:NH815
一部欠航便を除きほぼ毎日運行中
NH816:欠航

なお、マレーシア最大の航空会社であるマレーシア航空は、6月一杯まで国際線の発着を中止しています。
マレーシア国内線は5月一杯の制限としています。
LCC大手のAir Asiaも日本からの運行を6月一杯全て欠航としています。

4.マレーシア観光について〜当面は制約多く、避けたほうが無難〜

こうした状況下にあって、現時点で外国人の渡航には一定期間の強制隔離が義務付けられていることから、当面は観光を目的とした渡航は難しい状況といえるでしょう。
赤道直下に位置し、年間を通じて温暖で日の入りも日暮れも全く同じ時間に訪れ、フレンドリーな国民性で親しまれるマレーシアへの観光は日本人にとっても大人気ですが、残念なからコロナの完全収束までもう少し時間がかかるものと思われます。

5,マレーシア定住について〜まだ現状では手続きを急ぐ状況にない〜

マレーシア定住には、シニア層であればMM2H(Malaysia My second Home)という10年間有効(延長可能)の長期永住ビザが最もポピュラーですが、年間180日以内のショートステイ永住やワーキングビザなどによる定住も含め、こちらもやはり現時点では渡航制限などの状況から今日・明日の実行は難しそうです。
観光と同様、もうしばらくじっくりと時期を待ち、必要な準備を整えることをお勧めします。

まとめ

新型コロナウイルスの感染拡大はやや沈静化しつつあるものの、マレーシアでもまだ完全に収束した状況とは言い難く、様々な制約がなお残っている状況です。
特に外国人の入国には一定期間の隔離が義務付けられ、ビジネスでも観光でも自由な渡航ができる状態ではありません。
早くても今年7月以降とみられる更なる緩和を目指し、あと少しの期間、諸準備を整えることとしたいものです。

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