アジアの中でも比較的治安の安定しているマレーシア。
ですがそれでも完全に安心して歩けるというわけではなく、小さな事件は日々日常的に起きています。
ただしそれらはほとんど油断が原因ですので、滞在中に気をつけていただきたいことをご紹介します。
1「バッグは道路側に持たない」が基本。歩きスマホは持っていかれます
これは日本でも起こりうることかもしれませんが、車道側の肩に下げている鞄のバイクによる引ったくりは今でも頻繁に起きます。
命を狙ってくることは少なく、鞄を持ち上げた際にすっと後ろから持っていかれたり、最近は歩きスマホの通行人から秒速でスマホを奪っていくケースをよく耳にします。
筆者の友人も去年、道端で後ろから来たバイクに乗った人にスマホをパッと奪い去られました。
これは何年マレーシアに住んでいても、外を歩く際によく気をつけないといけない点です。
2、肌の露出は控えめに
クアラルンプールは比較的柔軟で肌が出ていてもそこまで問題にはなりませんが、やはり基本はイスラム教の国という点を尊重していただけると嬉しく、女性は特に要らぬ押し売りや観光客だと狙われる心配は減ります。
モスクはもちろん、様々な神聖な場所やバーに入る際にも、男女共にショートパンツやビーチサンダルがドレスコードに反することがあります。
また、電車やモールの中はとにかく冷房が聞いている!薄い上着がないと本当に寒いので。
3、席に座っても持ち物から目と手を離さないこと
レストランやカフェでの席取りに貴重品を置く人は少ないかもしれませんが、マレーシアでは座って会話中にテーブルの上に置いたスマートフォンやお財布、背後からバッグを持っていかれてしまうこともなくはありません。
マレーシアにしばらく住んでいると生活の仕方に余裕が出てくる反面、自然とこれらのセンサーが身につくようになって、常に貴重品は肌身離さぬよう構えるようになってきます。
KLに8年住んでも荷物は前に持っています
4、マレー人との交渉には、ちょこっとマレー語を使ってみる
クアラルンプールの道路には警察がよく立って検問を行っています。
特に事故や飲酒運転の起こりやすい祝日の前後や、夜間。
個人タクシーも例外ではないので、このような時は笑顔で警察官に従って窓の中から身分証明証を提示すれば良いのですが、マレーシアのIDカードがない外国人はパスポートを求められます。
旅行中であれば携帯している場合も多いですが、しばらく生活していると「パスポートなんて持ち歩くわけない」となるわけです。
こういう場合どうするかというと、簡単なマレー語で意思疎通をを試み(相手はなぜか喜んでくれる)、外国人で知らなかったので次回から気をつけますと平謝りして許してもらうことが多いのです。
空港やお店でも同様に、マレー語で少し会話ができるとマレーシア人は喜んでくれることが多く、ことがスムーズに行くことが多いです。「ありがとう」のTerima Kasih(トゥリマカセ)や「できます」のBoleh(ボレ)を基本に、世界一簡単な言語と言われるマレー語を使ってみることをオススメします。
筆者はどこでも「指さし会話帳」を活用しています。
5、歩行者が優先…ではありません
車社会のマレーシアの車道の幅は広く、自家用車が平均70km/hで走っている場所も少なくありません。
今では横断歩道も増えましたが、フォーク状の分かれ道も多く車がスーッと進入してきます。
ここで自分が道を渡りたい時、日本のように「車が止まるべき」と期待してはいけません(笑)
この国ではまず、歩行者が優先という概念はないのです。
信号が青になっても、必ず車が止まっているか確認してください。
そして信号のない所では、車を妨げられるのは自分の「手」です。
マジックハンドやゴッドハンドと呼ばれるこの方法は、手のひらを運転手に見せて渡りますアピールをするもの。
マレーシアの生活では自分の手はコミュニケーションによく使いますので、これもまた別の機会にご紹介します。
ひとまずクアラルンプールのような車の多い場所では左右前後によく気をつけてください。
6、朝7時半と夕方7時半以外は小径に要注意
クアラルンプールの日昇と日没は1年中朝7時半と午後7時半。
これ以外の時間は暗く、朝7時に空が白けてくるまでは外は真っ暗です。
この時間帯、警備員や人通りのない道は本当に注意が必要で、朝早く空港に向かう日本人がひったくりに遭うケースも後を絶ちません。
かく言う筆者も年明け早々、早朝5時に家の付近にあるランドリーへ降り(早すぎました)、後方からゆっくり近づいてきたバイク二人乗りにバッグをひったくられました。
幸いバイクで引っ張られたわけではなく、降りてきたヘルメット姿の男一人に手で引っ張られただけでしたが(入っていたランドリー代の現金約15円、スマホ、家の鍵、運転免許証は持っていかれました)。
もし相手が凶器を持っていたらアウトでした。
実際、足を刺されたことのある知り合いもいますし、単純に金品を狙ってくるだけの常習犯は急所は外してきますが、それでも時にはヘルメットや棍棒で襲ってくるとんでもない人もいますので、自分の命が無事であったことは幸運だったとしか言えません。
ですが、こういうことが起こるのも大抵、こちらが油断をしている時。
どんなに海外旅行の経験があっても、隙を見せてはいけないわけです。
7、車内の鞄は自分のそばに
マレーシアでは残念ながら、車の中にいても強盗に遭うことがあります。
女性一人や二人だけで信号待ちの停車中に、窓を割られて窓際にあったバッグを持ち去られるというケースです。
筆者の周辺にもマレーシア人、日本人共に経験者がいます。
これも金品が目的なのでこちらに危害を加えるわけではないのですが、乗っている側はその瞬間体が硬直してしまって何もできなくなってしまうそう。
ガラスの破片で手を怪我していることにも、しばらく経ってから気がつくという状態になります。
乗車時も、鞄はサイドブレーキ側、または座席の下に置くように心がけています。
8、失くしたものは9割戻ってきません
日本であれば傘も貴重品も、紛失物を届けてくれる人はたくさんいますが、マレーシアではそれはほとんど起こりません。近年は良心的な人も増えましたが、貴重品が戻ってきたらそれは奇跡に近いとも言えます。パスポート、財布、スマホ、時計などの高価な物は本当に気をつけてください。海外旅行携帯品保険用に警察にレポートを30分ほどで作成してもらうこともできますので、失くした際には管轄の警察署はどこか尋ねて周囲のお店や目印、道路を覚えておいてください。
おわりに
ここまで話すと、マレーシアって実はそんなに安全ではないのかとも思われるかもしれませんが、ほとんどのケースは「油断」が引き起こしています。
日常生活をする面では東南アジアの中でかなり便利な方ですし、マレーシア人も常識を持った優しい人が大多数です。
自分の身は自分で防ぐに尽きる部分が多くありますので、万が一スマホを失くした際の連絡先や、ツインタワー隣の駅にある日本大使館連絡先なども事前に書き留めておくといいかもしれません。
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