マレーシアに移住すると言う事は、現地への引越しがどうしても必要になります。
そんな時、どうすれば良いのか?
税関手続きが必要?何か役所への届け出が必要?どうやって現地の住まいを探せば良いの?
色々分からないことが多いと思います。
今回は特に引越しに関して気を付けるべきポイント7選を、ご紹介したいと思います。
住み家を探すことはさほど難しくは有りません。
それよりは、マレーシア国内での移動(引越)に伴う雑務のほうが大変だと思います。
私は今年の10月に引っ越しましたが、未だにゴタゴタしています。
そんな話も含めて、お話ししたいと思います。
(1) 住みたい場所をはっきりさせる事
まず初めに、私はジョホールバルとかクアラルンプールとか、
大都市生活しか経験が有りませんので、そのつもりでお願いします。
さて、自分の住むコンドミニアムの探し方です。
最初にやることは自分はどんなところに住みたいのかを『はっきりさせる』ことです。
例えば、日本人が沢山いるところが良いとか、子供の通学の便が良いところとか、買い物
の便が良いところとかを決める事です。
私は事前にクアラルンプールの市内地図を買って、息子の学校を確認し、その周りの状況を地図で確認、コンドの名前も載っているので、それらを候補にしました。
(2)払える賃貸料金の幅を決めておく事
その次は予算です。
一般的な家賃は2,000RM(5.4万円)~ですが、日本人の多いところと言うと、
どうしても企業の駐在員が住むところが多くなり、
4,000RM(10.8万円)~6,500RM(17.75万円)或いはそれ以上になります。
英語が堪能な方は別として、通常は日本人が経営する『不動産賃貸会社』に家探しを頼み
ます。
探すのは無料ですが、車を頼んで内見に回ってもらうと出張費100RM位(2,700円)は必要です。
日本のように転勤時期は物件が多いとかは有りません。
郊外の2,000RM(5.4万円),3.000RM(8.1万円)の物件は結構長く住む人が多く、
いつなら物件が多く出ると言うようなことはないと言っていました。
(3)賃貸物件の候補が決まったら大家と交渉する事
さあ、何とか物件で気に入ったのが見つかったとすると、賃貸しようかと言う事になりますが、
部屋のカーテンをダブルにとか、洗濯機をもっと大型に等、追加希望をオーナーに伝えてもらう事も可能です。
その結果「いいよ」とか、「だったら家賃は+100RM(2,700円)にして下さい」等々
自分が頼んだ不動産会社と、オーナーの代理の不動産会社が交渉します。
部屋の修理箇所等も要求できます。
ここからが大切な事です。
たまには守銭奴の大家に当たってしまう事が有ります。
そんな場合に備えて、部屋の修理した箇所、現状の部屋の状況(特に壁の汚れ等)等
できる限り写真にとっておいてください。
日本人が借りる賃貸住宅の大家はほぼ90%以上が中華系マレーシア人です。
出る段になるとあれはあなたが壊した。これもそうだ!
と言って、保証金の返還を逃れようとする輩がいます。
或いは逆に、入居時、直す、直すと言ってちっとも何もしない大家もいます。
修理箇所が完全に治った事を確認して「仮契約」すべきです。
どうしても先に仮契約と言ったら、可能な限り「手付金(200とか500RM位)」だけにすべきです。
修理箇所が治っていなければ「手付金」を捨てるを覚悟が必要です。
本契約ですが、前払い家賃一ヶ月、保証金として二ヶ月分(退出時返還)、水電費用預託
金1/2ヶ月、契約書登録費用300RM/年間、不動産仲介費用1,000RMが必要経費です。
モントキアラの高級コンド(日本の駐在員が多い)月額6,000RM(15.6万円)程度
郊外コンド:月額2,000RM(5.2万円)
(4) 現地への引っ越し荷物はどうやって日本から持ってゆくか?
答えは持ってくる必要は有りません、です。
電化製品ですが、マレーシアは電圧220ボルト、50サイクル、しかも電源コンセントは三つ又です。
ですからほとんどの家電製品は、日本から持って来ても使えません。
コンセントは三つ又を日本型のコンセントに繋ぐ『変換プラグ』は有りますが、電圧は変わらないので、パソコンの充電器のようなものしか使えません。
では家電製品はどうするのか?
基本的にはマレーシアのコンドは家電・家具付きの物件が多いです。
但し、型式の古いものが有ったりしますが、大家と相談です。
買い替えれば家賃は当然高くなります。
家具類も部屋についているのが多いですが、
借り手の好みに合っているかは保証の限りでは有りませんし、新品・旧型様々です。
こういったときは、大家に言って要らない家具は引き取ってもらい、新しいのを自分で買い足すかです。
家具の買い替えは大家に言うと確実に家賃アップにつながります。
(5) 現地で家具・家電や日用品は買い揃える事
家具を揃えるには『IKEA』がベストだと思います。
日本も同じでしょうが、組立家具類を買ったのち、搬送と組み立てをやってもらえるからです。
しかも、搬入・組立開始時間は約束した日にはやってくれる(3時間遅れ位で到着します)のが最大のメリットです。
家電等は、『AEON-BIG』がほとんどです。
種類が多くて、比較的価格の安いものが多い と思います。
配達時間もIKEA同様のレベルで搬入・設置してくれます。
ただまあ面倒くさいのが、コンド内に運び入れるには『保安員(ガードマン)』への事前届出が必要です。
でもまあ、逆に言えばそれだけしっかり管理している訳ですから、安心の裏返しです。
日用品といっても、鍋・釜・食器・洗濯洗剤・トイレットペーパー等々は、
いつもAEONに行っています。
そこそこの品質と価格なので重宝しています。
その他にはDAISOやローカル資本の「MR D.I.Y」もよく購入します。
(6) マレーシア国内で引っ越すときはどうするか?
マレーシアで一番面倒なのは、
日本の自宅からマレーシアのコンドに引っ越すことではなく、そこからさらに、第二の引っ越し先へ移動することです。
と言うのは、最初のコンドでは足らないものを買い足せば終わりですが、
二回目の引越では、引っ越し先に同じ家具・家電が有る場合や、引っ越し先に家電がないので、
持って移動する必要が有る場合です。
引っ越し先に同じ家具・家電が有る場合は、どうしても手持ちのものを処分するか、
例えば 洗濯機を二台置くかです。
結局、手持ちの家具・家電を処分するのですが、これが大変です。
私は英語は不得手ですから、まずはE-mailで買取を依頼し、
相手の担当者がわかったら「スマホ」のショートメールで交信し、自宅に来てもらう。
で結局会話は???なので、インター6年生の息子に通訳してもらって価格交渉です。
相場ですが、新古品レベルで買値の1/3~1/5レベルです。
交渉相手に言わせると、インターネット経由で買い手を探せばもっと高く売れるが、いつ売れるかは約束できないと・・・ 結局その業者に頼みました。
梱包運びだし全てやってくれましたが、引き取り日は二転三転大変でした。
(中古家具家電買取販売会社)
荷物の引越も、賃貸住宅の不動産会社も、知り合いの「引っ越し業者」を紹介してくれますが、あとはご自分でお願いしますです。
普段の生活では本当に、片言の英語で足りますが、こういった非日常の行動では英語力は必須です。
息子はもうネイティブの英会話なので、最近は息子におんぶに抱っこ肩車、頼りっぱなしです。
(7) 自分の住む地域の安全・治安は自分で聞きまわる事
自分の住む地域が安全なのかどうかは難しいですね。
日本でも、殺人・放火・誘拐が発覚すると、「まさかここで、こんなことが起こるとは!?」と言います。
それと同じです。
現に人通りの多い日本人会に行く途中の道で、ひったくりに会った日本人がいますし、
私の住んでいる所のすぐ前の道路で、信号で止まった車の運転手が射殺されたと聞いたことが有ります。
ですから、ここは安全だとか、ここは危ないではなく、
普段から当たり前の注意、例えば、荷物は必ず手元に置き目を離さないとか、たとえ市街地でも暗い夜道は歩かない等は励行すべきです。
どうするかは個人が決める事ですが、日本人会に加入すると入会時にそういった「治安や
安全、その他注意することに対する説明会」が有ります。
例えば、ガードマンは少ない給与で国に家族を置いているので、
強盗などに有ってもガードしてくれない。
マレーシアの警官は賄賂を受け取ると言った話をしたら、
駐車違反で捕まった時、通行人がいっぱいいる前で50RMをおおっぴらに,警官に押し付けた小母さんの話とか、役には立つと思います。
尚、日本人会報には、そういった色々のイベントの予定や、病院情報などが記載されます。
(日本人会の会報)
おわりに
老後にマレーシア移住するために現地への引越で気を付けるポイントについてお話しましたが、英語が流暢な人はいざ知らず、普通の人は、まずはじめに、色々相談できる通訳さんを見付ける事です。
勿論、無料相談なんて有りませんし、何でもやってもらえる訳ではありませんが、
それでも、うちではできないけれど、どこどこ、ならできるかもとか、何かしらアドバイスをもらえることが有ります。
それと、蛇足ですが、日本人会では比較的低額で英会話教室を開催しています。
中高年の小父さん、小母さんが30~40人集まって、外国人の教師と勉強です。
友達作りで来ている方も多いようです。
最後に、もし出来るならば、引っ越す前に一度、マレーシアの移住先の都市で長期滞在用のコンドミニアムを借りて自炊しながら住んでみる事が一番大切です。
いわゆるマンスリーマンションです。できれば、自分が将来住むであろうレベルのコンドが最適です。まあ、あえて言えば、 トランク一つで! が合言葉ですね。
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