マレーシアへ教育目的で移住する方はもちろん、海外赴任で移住するご家族でもインターナショナルスクールを選択する場合も多いです。マレーシア移住生活やインターについて、テレビやサイトによっては良い面ばかりを紹介しているところも・・・。
実際に移住してみて感じるのは良い部分と同時に、実際はデメリットや注意して確認してほしい部分も沢山あるということ。我が子2人もマレーシアのインターナショナルスクールに通って4年目になります。
そこで今回は、私や周りの人の経験談も含めてマレーシアのインターナショナルスクールの実態と知っていてほしい注意点を詳しく解説します!
- 学費が高い=いい学校ではない
- 英語がすぐに上達するとは限らない
- 補修クラスの質は学校による
- 先生・生徒の入れ替わりが激しい
- 日本人が多い学校のメリット・デメリット
- いじめや差別もある
学費が高い=いい学校ではない
マレーシアのインターナショナルスクールは現在なんと180校以上!学費別に分けると、以下のように大きく3つのグループになります。
おおよその学費と傾向
Aグループ:200〜300万以上ー欧米人率が高く、敷地も広く施設が整備されている。
Bグループ:100〜200万円ー 先生に欧米人もいるが生徒はローカル・アジア人が多め、施設はある程度整備されている。
Cグループ:50万以下〜100万円ー教師・生徒ともにローカルがほとんど、学校は郊外か街中だと施設も小さめ。プールや校庭がない場合も。
多くの日本人が想像する「ザ・インターナショナルスクール」は、A ・Bが当てはまるかと思います。しかしここで注意したいのは、学費が高い、きれいで立派な学校だからといって必ずしもいい学校ではないということ。
あなたが考える「いい学校」とはどんな学校ですか?施設や立地も条件の1つではありますが、日本同様に先生にもいろいろな人がいますし、学校の考え方・対応などは入学してみないとわからないことも沢山あります。実際、A校からB、Cグループのインターへ転校する方もいます。
学費を含め、何を優先したいか?を考えておくことが大切!
英語がすぐ上達するとは限らない
実際、周りにも「いつまでも子供の英語が上達しない」と心配している親御さんをよく見かけます。私自身も、移住して1〜2年はよく心配していました。それは「子どもはインターに入れば、すぐに英語が話せる様になる」とどこかで期待していたからかもしれません。
実際にマレーシアには日本人も多いですし、教育目的で移住している韓国・中国その他の国の親子も沢山います。英語が苦手なもの同士で集まっていたり、家庭や友人が完全に日本語の環境であると、なかなか英語は上達しないなと実感します。
親も一緒に英語を学ぶ、英語の環境を作る、焦らず長い目でみることが大切です。
あとは、子供が嫌がるのに親の希望でインターに通っている場合も。その後、日本人学校へ転校すると見違えたように伸び伸びしたという子もいました。家庭の考え方次第ですが事前に家族で話し合ったり、お子さんの様子を観察してみましょう。
補修クラスの質は学校による
EALとは、英語が第一言語ではない生徒のための「補修クラス」のことです。このクラスのシステム・内容、無料or有料かは学校によって異なります。中国語、英語など他の授業を抜けて行われていることが多いですが、放課後にある学校も。先生の人数や内容・レベルはどうかなど、見学時にできるだけ確認しましょう。
入学を決める前に、実際に学校見学に行くことをおすすめ!
先生・生徒の入れ替わりが激しい
私自身このことを理解して移住してきたつもりでしたが、思っていた以上に入れ替わりが激しいです。数年経った今では、我が子たちを入学時から知っている先生は数えるほどしかいません。子供の変化や頑張りを知ってくれている先生がいるのは、親子ともに心強いものです。勿論、新たに素晴らしい先生が来てくれる場合もあります。
また経営陣や校長先生が変わると、学校の雰囲気やルールがガラリと変わることも経験しました。仲良くなった子が何人も転校してしまうこともあります。その都度、今の学校が子供に合っているか?親子で話し合う機会にもなります。
日本人が多い学校のメリット、デメリット
コロナ終息後はマレーシア移住する方が格段に増え、KL近郊で日本人がいないインターを見つける方が難しいかもしれません。日本人のエージェント・情報サイトが扱っている学校の中には、クラスの半分が日本人という学校もあります。どちらが良い悪いはありませんが、以下の様なメリットもデメリットがあります。
メリット
- 入学時にわからないことを聞ける
移住したばかりで親子ともに英語が苦手な場合、お知らせや案内はすべて英語なので苦労します。それも良い経験ではありますが、日本人のコミュニティがある学校では、わからないことがあれば気軽に日本語で聞ける環境があります。
- 親同士が情報共有・交換できる
インターは日本の学校とは違うシステム・行事なども沢山あります。そのため、細かい部分まで共有できると親も心強いですよね。
- 安心感がある
慣れない環境に来たばかりのお子さんにとって、クラスに日本人がいるだけで心強い様です。
- 日本語の維持がしやすい
英語を身につけることに注力していると、日本語や漢字はどんどん忘れていきます。読み書きも維持するとなると親子ともに努力が必要。日本人がいると、日常的に同年代のお子さんと話せる機会ができます。
デメリット
- 親子共々、なかなか英語が上達しない
日本人コミュニティの中にどっぷり使っていると、当然英語の上達は遅れます。学校の授業が英語であっても、日本人の子ども同士で確認し合うと英語のインプットも減ります。
- 他の子どもとあまり交流しない
同じクラスにいれば日本人ばかりで固まりやすい傾向があります。学校によってはクラスを分けるなどの対応してくれますが、多すぎるとそれも難しくなります。
- 親も視野が狭まりやすい
子どもが日本人同士で集まると、親も必然的に日本人とばかり関わります。積極的に他のコミュニティに参加している方は別ですが、私自身も子供の友達関係を通して、ローカルや他国の親と関わり視野が広がったと実感しています。
- 日本人同士のトラブルになることも
よく聞くのが日本人同士のトラブル。同じコミュニティ内にいるので、子供同士のトラブルがあった場合も気まずくなってしまいます。
いじめや差別もある
マレーシア移住についての情報で「日本と違っていじめがない」「欧米と違ってアジア人差別がない」という話をたまに聞きますが、そんなことはありません。
欧米人の先生・子供の中には差別的な発言をする人もいます。学校では勿論、いじめ・差別は良くないこととして対応することがほとんどですが、態度で贔屓する先生もいます。
日本の様に集団で1人を標的にしたり、陰湿ないじめの話はあまり聞きませんが、子供同士の喧嘩やトラブルはあります。万が一トラブルになった場合は、担任やスクールカウンセラーに相談するのをお勧めします。
まとめ
いかがでしたか?マレーシア移住について、日本のテレビなどでは良い面ばかりがフォーカスされがちです。実際に移住してみると、決して良い面ばかりではありません。
ただ実際に移住してみて、デメリットも含め日本では経験・体感できないことが沢山あるなと実感しています。まずはお子さん含め、何を優先したいか?どんな学校生活を送りたいか?など話し合ってみましょう。
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マレーシアはいいところばかりではありません。
メリット、デメリットもお伝えします。
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