マレーシアのネット事情|30代女性マレーシア移住者が解説

多くの人にとって今やインターネットのない生活は考えられないものとなりました。
インターネットなしで1日過ごすのは無理!という方も多いかもしれません。
特に慣れない地では、インターネットにつながるかつながらないかで、安心度が大きく変わります。今回の記事では、マレーシアではいつでも安定してインターネットに接続できるのか、またどうすればネット接続が得られるか、現地のリアルなネット事情をお伝えします。

オピアくん
現代人はマストで知りたいことだね!!

1. 空港のネット事情

おそらくほとんどの人がクアラルンプール国際空港を経由してマレーシアに来られると思います。
まずは日本にいる家族や友人たちに無事に到着したことを知らせたいですし、空港にお迎えの人がいるのなら、すぐに連絡したいところです。
クアラルンプール国際空港のWi-Fiは無料で誰でも使えます。
イミグレーション区画はWi-Fiがつながらないようになっていますので、イミグレーションの列に並ぶ前にインターネットに接続して連絡類は済ませておくことをおすすめします。

接続方法は簡単です。
スマホの設定からWi-Fi→AirportWifiを選択すると、インターネット接続の画面が立ち上がってきます。
メールと電話番号を入れないと先へ進めませんが、何でも良いので適当に文字を入力するだけで問題ありません。

2.ホテルのネット事情

もしホテルを拠点にして滞在の計画を立てておられるのであれば、インターネットは問題にならないと思います。
マレーシアのホテルは基本的にインターネットが使えます。
設備の良くない安いホテルでもありがたいことにインターネットだけはあります。
ただし各部屋ではなくロビーだけのホテルもあるので、常時接続が必要な場合は予約の前にホテルのフロントにメールで確認するといいかもしれません。

3.Airbnbのネット事情

Airbnbで民泊を利用される方もおられることでしょう。(Airbnbについては「住まいの探し方」で詳しく説明していますのでそちらを参考にしてください)
Airbnbは1~3ヶ月のショートステイには最適なチョイスの一つです。
しかし常に人が住んでいるわけではないので、オーナーがインターネットの契約をしていないことも多いのです。
契約する前に公式サイトでチェックしておいたほうが良いです。

4.スマホについて

次は屋外でのインターネットの話です。
シムフリーのスマホは必需品です。
私が初めて短期でマレーシアに来た時、SoftBank契約のスマホしか持っておらず、外で全く使えずとても不便な思いをしました。
それでマレーシアに来る前に日本でSIMロック解除をしておくことをオススメします。
もしくはiPhoneであればアップルの公式サイトからダイレクトで買うと、海外SIMが使えるモデルを買えます。

5.電波の強さ

 マレーシアの電波の強さはどうでしょうか?
現在(2020年)、都市部であれば基本的に4G接続はできます。
しかし日本と比べて電波はそこまで強くはありません。
3Gになる場所も多く、建物の中に入ると圏外になる場所もまだまだあります。
それで外に出て電話をする人の姿もちらほら見かけます。(マナーではなく電波のせいで)

6.公共Wi-Fiについて

公共Wi-Fiもかなり広く普及していますが、ほとんどはとても弱いです。
最大級のショッピングモールも某有名コーヒーチェーンも店のブランドに関係なくネットが弱いです。
快適に無料で使えるWi-Fiは少ないです。
なぜなんだろう、と考えてみましたが、マレーシアはスマホが日本よりもはるかに普及しているからなのかなと思いました。
これはすごく意外なことですが、マレーシアでガラケーは見たことありません。
小さな子どもからお年寄りまでスマホを使いこなしています。
さすがSNS大国マレーシアです。
電波の強さは日本ほどではないものの、プリペイドSIMカードであれば毎月800円ほどで使えるので正直文句はありません。(スマホのSIMカードの手に入れ方、使い方については別の記事でご説明しますので、そちらを参照してください)
無料Wi-Fiは、あくまでも自分の携帯のデータを節約したいときに使うもの、と思っておくと、がっかりしなくてすむかもしれません。

以前マレーシアのある離島に遊びに行った時、そこは毎日夕方5時以降しか電波がつながらない環境でした。
昼間は誰もスマホを見ていない光景は新鮮でした。
ビーチに行って静かに読書をしたり、見たことのない動物や昆虫に触れてみたり、外国語でいろんな人に話しかけてみて反応を楽しんだり…と、インターネットの世界ではできないことがたくさんあります。
インターネットがなければないで、ストレスフリーだなと実感しました。
メールの返事が少し遅くなっても日本の知り合いの人たちは「海外にいるのだから」と理解してくれるはずです。
SNSを楽しむよりも、今目の前の絶景を満喫するほうがよっぽど有意義です。

まとめ

以上がマレーシアのネット事情です。
この先変化があるかもしれませんが、日本よりも進んでいる分野があることは意外だったかもしれません。
しかし今でも私の家のWi-Fiはごくまれに大雨のせいで不安定になることもあります。
携帯も時々圏外になります。
イライラせず、そのうちまた繋がるようになるだろう、という気持ちでいられるようになりました。慣れない環境では特に、ネット環境があるかないかで、快適度がはるかに違ってきます。
マレーシアに到着したらまずするのがネット環境の確保になるかと思いますので、移住される前に、スマホのこと、SIMカードのことはどうするか計画されるようおすすめします。

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