マレーシアに移住して老後を心豊かに過ごす方法|定年退職後移住の著者が解説

マレーシアは14年連続、ロングステイ先ナンバーワンです。 
政治の安定と治安の良さ、日本と比べて物価が安い、一年中温暖な気候である、医療のレベルが高い、英語が通ずる、等々まるで、夢の世界のような話で溢れかえっています。

アバウトに見れば、それは間違っていないと確信しますが、だからと言って何も問題ないかと言えば、そうかな?と言う感じです。 
実際、長く住めば住むほどその辺の事がどことなく見えてきます。 

定年退職後、マレーシアに移住して2020年で7年。 
心豊かにセカンドライフを過ごすための方法をご提案したいと思います。 
尚、人それぞれ、あくまで、ご自分に合った方法を見つけ出す手助けになればと言う思いです。

雰囲気にのまれてマレーシア移住を決めないこと。

一番大切な事は、周りの話を聞いて『何となく楽しそうだな!?』と言う感覚で、マレーシア移住を決めない事です。 
3年、5年、10年と長くお住まいの方は、基本的には自分なりの確固たる目的をもって、マレーシア移住され、長く住んでいると言う事は。 
目的が達成されている訳ですから、苦労話も面白可笑しくになってしまいがちです。

その話を鵜呑みにして、楽しそうだな~、いいな~、俺もマレーシア移住しよう!が一番危険です。 
私事ですが、私がマレーシアに移住した目的は、『先の無い日本を離れ、息子をグローバル社会で活躍できる人間に育てよう!そのためにはマレーシアでのインターナショナルスクール入学だ!』と言う事です。

ですから、それを実行し維持していく事が必須ですから、何が有っても解決策を見付けようと必死になってしまいます。 
そうやって息子は既に小学校6年生。 
大変ですが、此れもまた楽しです。

長期滞在ビザのマレーシアマイセカンドホーム(MM2H)取得は必須です。

日本人はマレーシアにビザ(査証)無しで3ヶ月間滞在可能です。 
但し、この場合は観光客扱いで、銀行口座の開設、日本の運転免許証のマレーシアの免許証への書換等は出来ません。 
そしてやはり、長期滞在にはマレーシアマイセカンドホーム(MM2H) 取得はマストです。

MM2Hは、マレーシア国内に一定の貯金や、日本での収入証明(毎月の収入が10,000RM(260,000円)以上である事)等の条件を満たせば、10年間の滞在が認められ、各種の優遇措置が受けられます。 
永住権は有りませんが、再度更新すれば延長も可能です。
このビザのメリットをいくつかあげておきます。

・年齢に応じた条件を満たせば、取得できる。
・配偶者の他、20歳未満の子供や60歳以上の親の同伴が可能で、子供の就学も可能。
・銀行に口座を開設できる。
・日本の運転免許証を無試験でマレーシアの運転免許に書換可能。
・マレーシア国内で「医療保険」に加入可能。

私のような親子留学では、このビザ(査証)がないと、子供は留学生ビザ、親一人のみの保護者ビザが必要です。 
但し、これは1年限りなので、毎年学校を介した更新手続きが必須ですが、MM2Hホルダーはビザとパスポートのコピーを学校に提出するだけです。

尚、MM2Hビザの取得には、無犯罪証明書、銀行の口座残高証明書、戸籍謄本とその翻訳、それらの書類の公証役場での認証等々、あれが要ります、これが要ります等、結構煩雑なので、マレーシア国内のMM2H取得のサポート会社を介して行うのがベストです。 
およそ、申請してから「仮許可証」が降りるまで約1年は掛かります。

マレーシアのビザMM2H

長期滞在先は、絶対「クアラルンプール」にすべきです。

マレーシアに移住するとして、何処に移住するかです。 
私はバスで1時間もすれば、直ぐシンガポールに遊びに行くことのできる都市と言う事で、マレー半島の最南端ジョホールバルに移住しました。 勿論、留学を希望するインターナショナルスクールが有ったからです。

ところが、ジョホールバルと言うのは兎に角、交通不便の地域でタクシーか自家用車以外に移動手段が有りません。 
ところが、日常生活は交通不便で四苦八苦と言うのに、シンガポールに近いと言う事で、賃貸住宅の家賃はかなり、高かった記憶が有ります。

そこで、通学する学校の本校がクアラルンプールに有ったので、転校しようと考えたのですが、どんなところか、全く分かりません。 
そこで、皆さんにもオススメなのは、途中乗車・途中下車自由自在の市内観光バスでの『市内視察』です。
「Hop-on Hop-off」バスといって、繁華街のブキビンタンにチケット売り場と中央乗り場が有り、市内の東側と、西側を横八の字になって回ります。 
ブキビンタンはこの八の字の中央の交差点に当たります。 
確か、乗りっぱなしで全工程4時間くらいだったと思います。

一回切符を買うと24時間有効なので一回周遊して、二回目は気になるところ、何ヶ所かで下車し、散策するのがベストでしょう。 
地下鉄や高架鉄道が市内中に張り巡らされているので、特に交通事情で、どうにもならん!と言う事は有りません。 
大使館、日本人会なども有るのでクアラルンプールが一番です。

マレーシア人は親日的だが、マレーシア移住するのは日本人だけではありません。

マレーシアは財団法人ロングステイ財団の調査によれば、13年間(2006~2018年)で日本人が住みたい国「世界No1」に選ばれています。 
そんな中で、MM2Hの日本人取得件数は、制度が始まった2002年~2018年6月迄で累計4,778人です。

ところで、一番はどの国だと思います? 
そうです、中国が第一位の12,881人で日本は第二位です。 
以下、バングラディシュ4,135人、イギリス2,691人、韓国2,379人、シンガポール1,459人、イラン1,399人、台湾1,396人等々です。

MM2Hホルダーの39%が中国人、中華系(中国・台湾・香港等)で見ると、実に51%です。 
日本人は多いと言っても、14%です。 
ですから、マレーシア人は日本人には比較的に親日的ですが、必ずしも「十羽一絡げ」に親日ではないので、節度を持って行動すべきです。

この辺の人種配分は、コンド(賃貸住宅)を決めた後、住んでみると分かります。 
時々、夜中に大声で喚く奴がいるとか、ゴミ袋が通路に放置されていたりとか、ゴミ収集コンテナーが入りきらないのにゴミ袋が周りに散乱しているとか、変化が出てきます。 
ただし、これは住んでみないと中々分かりません。

俺はこんなの嫌だ!と言うと、日本人駐在員が住むような超高級コンドになってしまいますが、その分賃貸料金は超高額になるのを覚悟するしかありません。

マレーシアの物価ならば、同じ年金で3倍贅沢できるは本当か?

マレーシアの物価は日本と比べて1/3なので、同じ年金でもマレーシアでは3倍贅沢できるというのは、よく聞く話でこの話を聞いて、ロングステイを決めたと言う人もいらっしゃるようです。 
但し、マレーシアは毎年経済成長し、それにつれて物価も上昇しています。

その一方、日本は安倍首相のおかげも有って、7年間たっても成長なしで、デフレ傾向。 
日本の1/3とは言い切れなくなってきたように思います。 
ではどんな生活水準になりそうか、無理しない範囲を考えてみましょう。 
あなた方ご夫婦はMM2Hホルダーだと言うのが前提です。

クアラルンプール例ですが、まずマレーシアの中間層の平均月収は6,000RM(156,000円)程度です。 
さて、始めに2LDK~3LDKの部屋でプール・アスレティック施設・ガードマン付きのコンド(賃貸住宅)に住みます。 
まあ、市中心と言うよりは郊外です。 
これで2,000RM(52,000円)程度の賃貸料です。

クアラルンプールの街並み

スーパーはAEONでお買い物、基本はローカルの食材です。 
外食は週一回で現地のレストランでローカルの人達と同席です。 

市中心に行くには、普通はLRT・MRTで時々Grab Carを使ってゆっくりと出かけ、月に一回くらいはブキビンタンで日本のとんかつ定食や豚骨ラーメンを楽しむ。 
ついでに、伊勢丹スーパーで、輸入物の日本の食材を買って帰る。 
映画館で、中国語字幕の英語のハリウッド映画を月一回位は楽しむ。 
このレベルだと、マレーシアの中間層レベルのそこそこの生活。 
3,500~4,000RM(91,000~104,000円)。 
勿論光熱費、TV、携帯込みです。 
家賃と合わせて月費用合計は6,000RM位ですね。
で、MM2Hホルダーなら月収入10,000RM以上ですから、差し引き月4,000RMが余裕です。 
多少は緊急事態に備え貯金しても、月2,000~3,000RMは南国リソートで楽しんだり、ゴルフをしたり、食べ歩きも可能でしょう。 
3倍贅沢は無理でも、日本よりはすっと豊かな暮らしは実感できると思います。

おわりに

いかがでしたでしょうか? 心豊かにセカンドライフを過ごすために少しはお役に立ったでしょうか。 
よ~し、マレーシアへ移住だ、MM2Hビザ申請だ!と猪突猛進するのは止めましょう。 
マレーシアの観光ビザは3ヶ月間ですから、まずは3ヶ月間クアラルンプールのキッチン付きコンドに、お試しで暮らしてみてはどうでしょうか? 

その間に、観光バスで市内を見て回ったり、LRTやMRTに乗って、郊外に行ってみたり、ブキビンタンの繁華街を散策したりと、自分なりのマレーシア生活を描いて実行してみるのも良いと思います。 

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