マレーシアのインターナショナルスクール(以下、インター)の教育に魅力を感じて移住される方も多いですよね。カリキュラムや授業の内容・形式はもちろん、ランチや部活・行事についても日本の公立学校とは異なります。我が子がインターに入学した当初は「どういうこと?」「このイベントは何をするの?」と日本と違いすぎてわからなかったことも沢山ありました。
そこで今回は「マレーシアのインターの特徴・日本との特徴6選」について、実際に我が子2人がインターに通っている私が解説します!
多くのインター(主にイギリス式)である特徴について述べますが、カリキュラムや校風によってはこれらの特徴がない学校もあります。様々な特色のインターから選べるのもマレーシア移住の魅力です。他の条件と合わせて見学するときの参考にしてください。
- 年中行事がとにかく沢山
- 給食?お弁当?ランチ事情
- クラスでお誕生日パーティー
- クラブの種類が豊富
- 追加費用が結構かかる
- 学校によって全然違う
年間行事がとにかく沢山
日本の小中学校でも様々な行事がありますが、インターははるかにイベントが多いです。日本と同様に運動会、発表会などもありますが、その他にどんなものがあるのか?以下で詳しく解説します。
マレーシアならではの行事は?
マレーシア独特の行事としては主にマレー系のハリラヤプアサ、中華系のチャイニーズニューイヤー、インド系のディパバリ、マレーシアデー・建国記念日があります。それぞれのマレーシアの祝日前に学校でもイベント日が設けてあり、伝統衣装を着たりパフォーマンスの発表、クラスで伝統の食べ物を用意してパーティをします。
世界のイベント、国際〇〇デーも
インターに入学してから、初めて知った国際的な行事や祝日・記念日も沢山あります。欧米諸国ではメジャーなイースター、ハロウィーンなども学校でお祝いします。
他にも国際〇〇デーや〇〇週間といった日も。例えば環境の日、世界ブックデー、乳がん啓発月間など、それぞれに関連したプロジェクトや授業・バザーを行うことがあります。
インターナショナルデーというイベントでは、各国の出身者が食べ物や文化を紹介するブースを出します。日本人がいる場合は、有志が集まって日本ブースを出店することも。
親も準備が大変?
次々イベントがあるので親はその都度、民族衣装をはじめ子どもの衣装を準備します。学校によっては有志の保護者がバザーや飾り付けなどのボランティアに参加。
ただ、あまり参加できない・したくないという場合でも、参加は自由なことが多いので安心です。発表会やイベントで親が学校に行く頻度も学校によって様々。
色々な保護者と知り合いになりたい、学校の様子を実際に見たい人は、積極的に参加するのがオススメ!
給食?お弁当?ランチ事情
自由に選べることが多い
ほとんどのインターには食堂があり、ランチやスナックタイムに利用することができます。
①給食・②お弁当を持参・③食堂で自由に購入する、から各自選ぶことができることが多い。日本では全員に給食が提供されますが、給食は事前注文制でいくつかのプランから選べる場合も。学校によっては学生の朝食、保護者がカフェ利用できるところもあります。
食堂での支払いは生徒1人ずつに配布されるIDカードやバンドを利用することが多いです。窓口やアプリで保護者がチャージする方式。インターもキャッシュレスになってきています。
スナックタイムとは
初めてインターへ入学する場合は「スナックタイム」の存在に驚くかもしれません。お昼ご飯とは別に、午前中に軽食やおやつを食べる時間があるのです。朝ご飯代わりの子もいれば、お昼までの空腹を満たすために食べる子もいます。
日本ではお昼の給食しかないので、私も子どもたちも当初は慣れませんでした。何を持たせたらいいのか?も悩みどころ。周りではフルーツ、ドリンク、クラッカー・パンなど軽いものが多いです。
栄養が隔たりやすい
お弁当を作ることが難しい保護者や、食べ盛りの子に食堂の存在はありがたいもの。しかし、食堂にあるメニューは海外らしくジャンキーなものが多い傾向が。フライドチキン、炒飯、サンドイッチなど野菜が少なめ。
栄養バランスが考えられている日本の給食が、いかにありがたいかを実感します。栄養が気になる方は学校選びの際に食堂のメニューもチェックしたり、お弁当を工夫するのがオススメ。ただローカルや外国人の親子を見ていると、日本ほど凝ったお弁当は少ないので「気楽でいいんだな」とも思えます。
クラスでお誕生日パーティー
子供が主役になれる日
インターの特徴の1つでもあるのが、クラスでお誕生日をお祝いすること。日本でもバースデーソングやお祝いの言葉をもらうことはあるかもしれませんが、食べ物やプレゼントのやり取りもあるのがインターらしいですよね。この日は皆からお祝いしてもらえるので、お子さんにとっては嬉しい様です。
子どもの年齢が低いほど多くの子がお祝いしますが、年齢が上がれば頻度は減る傾向。
主役からみんなにプレゼント
多くはお誕生日の子の親がケーキやドーナツ、またはグッディバッグ(お菓子の詰め合わせや子どもの喜ぶ小物など)を準備。当日持参し、主役からクラスメイトにプレゼントをしたり、ケーキを配ったりして皆で食べてお祝いします。学校によっては禁止されている食べ物があったり、やらないところ、ルールがある場合もあるので確認を。
色々な国・宗教の子がいるので、ハラル(豚・アルコールを含まないイスラム教の教えに則った食品)のものが安心だよ!
何もしなくてもいい
準備は学校ではなく親が各自でするので、するorしない、何を準備するかは家庭によります。他の事にも言えるのですが、多くのイベント・行事が全員参加ではなく任意で、各自の裁量に任されています。お仕事で勤務している方や、あまり参加したくないという方も自分のペースで準備・参加できるのが、インターの良いところだと感じます。
クラブの種類が豊富
日本と違って色々体験できる
日本のクラブ活動との違いは、曜日ごとに色々な活動が体験できるところ。日本では珍しいクラブも多く、学期ごとに変更することもあります。
例えば、インドアな活動ではチェス・プレゼンテーション・レゴ・科学実験・プログラミングなど。スポーツではクリケット・Tボール・ベンチボール・テコンドーなど。学校によってクラブのバリエーションや、力を入れている分野が異なります。
有料と無料のクラブがある
クラブには有料のものと無料のものがあり、値段も内容によって変わります。学校に所属している教師が担当する場合は無料、民間のクラブや教室の先生・コーチが担当するものは有料に。料理や科学実験、プログラミングなど材料や機材が必要なものはその分料金がかかります。
学校のクラブチームもあるが偏りあり
放課後のクラブとは別に学校のクラブチームも存在します。サッカー、水泳、バスケットボール、アスレチックなど。マレーシア国内のインターが集まる大会などに参加したり、他校と練習試合の機会があるのもクラブチームの特徴です。
クラブとは異なりますが、音楽に力を入れており楽器演奏の個人レッスンができるインターも沢山あります。学校のオーケストラに所属したり、年間行事でパフォーマンスをすることも。
マレーシアでは盛んなスポーツがとそうでないものがかなり偏っています。バドミントンやサッカーは国民的に人気ですが、逆に日本では人気の野球はマイナーな様でスポーツ用品店でも取り扱いがありません。
追加費用が結構かかる
クラス費用が高い
年間の授業料とは別に、クラスで必要な費用も学期ごとか年間で集めます。クラスの代表者が中心となってイベントなどに活用するのですが、そもそものクラス費用も日本の公立学校と比べると高いです。
学年末には最後にクラスパーティーをしたり、お揃いの記念Tシャツやグッズを作ることも。また一年の感謝の気持ちを込めて、担任の先生にプレゼントを贈ることもよくあります。
行事の度にかかることも
キャンプ・課外活動なども、その都度参加費や宿泊費が別途かかります。我が子のインターの場合は、決まった学年だけが参加するので費用もかかりませんでしたが、少し寂しくもありました。毎年やる学校もあるので、気になる方は見学の際に聞いてみましょう。
上記した学校行事でも追加で費用を集めたり、有志が食べ物を提供(各自が負担)したりと、子どものためとはいえ出費が多いのもインターの特徴ですね…。
寄付の機会も多い
様々なイベントがある中で、赤十字や慈善団体に寄付を募る機会も多くあります。やる・やらない、金額も自由なことがほとんど。不要になった本や衣類、未使用の洗剤などを集める機会もあるので、協力したいという方は参加してみましょう。
特徴は学校によって全然違う
上記の特徴がない学校も
ほとんどのインターで食堂は設備としてあります。しかし、中にはマレーシアならではの行事はお祝いはしない、伝統衣装なども着る機会がないというインターもあります。
クラブの種類も頻度も学校によって様々。数多くのインターがあるマレーシアでは「学校を見学すればするほど迷う」という事にもなりかねません。お子さんがどんなことに興味があるか、何を重視・優先するのかを家族で考えておくことが大切です。
学校見学の際に確認を
多くのインターに共通していることもあるのですが、食堂の内容やクラブ活動などは「学校によって違う」に尽きます。
事前にインターネットのサイトや口コミなどで情報を集めておくことも大切ですが、やはり実際に見学に行くことをオススメします。雰囲気は体感してみないとわからないですし、学校のサイトなど表向きと実際は違うこともあります。
まとめ
いかがでしたか?
初めてインターに通う、という場合は親も子どもも戸惑いますよね。日本と違うことも多いですが、わからない・詳しく知りたい時は積極的に質問してみましょう。入学前は学校の担当者が、入学後は先生やクラスをまとめる保護者の方が親切に教えてくれます。
また、インターは日本の学校に比べると転校も多いですが、クラブ活動を目的に転校する親子もいるほど。興味のあるクラブがあるかどうか、どの程度力を入れているかもそれぞれです。インターを検討している方は、カリキュラム以外の面も見学時に確認してみましょう!
この記事を書いた人:オピエミアドバイザー うえだりな
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「オピエミインタビュー」
マレーシア移住の準備から
移住後の生活までマレーシア移住者が体験談を元にリアルなお話しします。
マレーシアはいいところばかりではありません。
メリット、デメリットもお伝えします。
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