ローカルのスーパー事情日本との違い|家族でマレーシア移住者が解説

毎日の生活に欠かせない日用品や食品、いつもどこで購入されていますか?「スーパーマーケット」という方も多いと思います。今回は、日々の暮らしに欠かせないマレーシアのスーパーマーケット事情をご紹介いたします。

  1. マレーシア人にとってスーパーマーケットは家族と休日を過ごす定番の場所である
  2. 2000年代にブームが起こり、多数の店舗が展開された
  3. 日本食を取り扱うところもあるが、金額は割高
  4. レジ袋は言わないともらえない
  5. クレジットカードの支払いは暗証番号入力またはICチップをかざす形が一般的である
  6. 豚肉は店外の別区画、お酒は店内で購入可能

1、有名な大手ローカルスーパー5選!

有名な大手ローカルスーパー5選!
マレーシアには40程のスーパーマーケットチェーンがあります。
その中でも人気の5店をご紹介いたします。

1)Giant Hypermarket(ジャイアントハイパーマーケット)

イエローにグリーンのロゴが目印の1944年創立歴史あるスーパーです。
現代のマレーシアンスーパーマーケットの形をつくりあげた、業界の代表的企業です。

現在は国内に80店舗、シンガポール、ブルネイ、インドネシア、カンボジア、ベトナムにも店舗を展開しています。

商品の種類は10万点以上を誇り、豊富な品数かつ低価格であるため地元民に人気があります。

生鮮食品や生活雑貨はもちろんのこと、観光客向けの商品の取り扱いもあります。一時帰国で日本に帰る予定がある人は、覗いてみると良いかもしれませんね。

2)TESCO(テスコ)

2001年にマレーシアに展開を始めたイギリス資本のスーパーです。
イギリス国旗をイメージさせるブルーとレッドのロゴが目印です。現在の店舗数は40店舗です。

生鮮食品や日用雑貨以外に、衣類や靴、ベビー用品の商品展開も非常に豊富です。

店舗によっては、ベビーチェアやベビーカー、バウンサーなどの取り扱いもあります。

プライベートブランドも展開しているので、他メーカーのものより安く買える製品もあります。とにかく広くて巨大な店舗が多いです。ほとんど の店舗で駐車場が無料で利用できる点が良心的です。

3)AEON(イオン)

1985年にマレーシアに出店を始めた、アジアで最大の小売業を展開する企業です。
以前はジャスコとして展開しており、現在は28店舗あります。ほとんどの店舗がアクセスのしやすいところに位置しています。

日本人に馴染みがありますが、マレーシアでも人気があります。日本と同様、トップバリューと呼ばれるプライベートブランドも展開しています。

マレーシアには、イオンとは別に「イオンビッグ」というスーパーがありますが、前出のジャイアントやテスコのように商品数が多く広いのはイオンビッグの方です。

イオンは、より百貨店に近いイメージで、食品よりも台所用品や衣類、学用品などの生活用品の取り揃えが豊富です。

4)JAYA GROCER(ジャヤグローサー)

2007年12月の創業以来、新鮮な農産物から缶詰商品まで、幅広い良品質の輸入製品を取り扱っています 。

また、「フレスコ」と呼ばれる飲食店を同じ敷地内で運営している点が好評です。
フレスコでは、ジャヤグローサーで購入した肉や魚を持ち込めば、低価格でシェフが調理を行うサービスを提供しています。

調理方法の指定が出来たり、ミックスサラダやパスタを追加することも出来たりと、自分好みにカスタマイズが可能です。

5)Cold Storage(コールドストレージ)

19店舗を展開するシンガポール発祥のスーパーです。Daily farm groupが前出のジャイアントと一緒に共同で運営しています。

普通のスーパーマーケットにはない、40近いカテゴリーの輸入品を取り揃えています。

例えば、オーストラリアのタスマニア島のグルメや南アフリカのスパイスやソースなども扱っており
、コアな商品を見つけることが出来ます。

また、他には珍しいデリカテッセンタイプの商品を提供していることでも有名です。

デリカテッセンとは

デリカテッセン(英語: Delicatessen、ドイツ語: Delikatessen)は、サンドイッチや持ち帰り用の西洋風惣菜を売る飲食店である。 ラテン語のデリカトゥス(delicatus)を祖とし、ドイツ語で「美味しいもの」を意味するデリカテッセ(Delikatesse)の複数形であり(英語においてはドイツ語からの借用語である)、そこからデリカテッセンを売る商店という意味が派生した。

出典:ウィキペディア

2、家族が休日を過ごす定番の場所!

2000年代にスーパーマーケット(またはハイパーマーケットとも呼ばれる)ブームが起こりました。

この時に、多くの小売業者が精力的にマレーシアの国内各地に多数の店舗を出店してきました。

現在は、セブンイレブンなどに代表される
「コンビニエンスストア」の台頭によって、ピーク時のような勢いはありません。

ですが、現在もなお家族連れが休日を過ごす場所の定番であることに変わりありまん。

こどもたちが飽きないようにゲームコーナーか用意されていたり、フードコートがあったり、他テナントをいれていたりと長時間滞在出来るよう工夫されています。

ほぼショッピングモールのような機能を果たしています。

3、ショッピングカートからみる子供にやさしい文化?

ショッピングカートはほとんどのスーパーで以下2種類用意されています。

1.キャスターつきのバスケット
2.大きいショッピングカート(コイン式の場合もあり)

小さなお子様がいるご家庭は、キッズシートつきの大きなショッピングカートの方が良いですね。50セントコインが必要な場合がありますので、小銭を用意しておくと良いです。
ちなみにコインは後で返却されます。

しかし、こどもたちはキッズシートに大人しく座っていることはほとんどありません。
ローカルの子は、カートの中で寝ていたり、立っていたりと自由に使う姿を目よく目撃します。
日本では信じられない光景かもしれません。

本来は禁止されていますが、店員たちは特に気にすることはなく、注意することもありません。

このような場面からも子供へ優しい国民性を垣間見ることが出来ます。

4、生鮮食品売り場の特徴は?

量り売りスタイルが主流です。
パック売りはごく一部のフルーツや野菜のみです。

野菜や果物、時には魚介類やスパイスにもこの工程が必要です。

スパイスは、同じような色のものがあり、スタッフも見ただけで検討がつかないこともあるので、聞かれることがあります。

マレー語で答えられるようにしておくと良いですよ。

また、房で売られているバナナにも必要なので、つい日本的な感覚でカゴに入れてそのままレジに向かってしまいがちです。レジについてから値札がないことに気づき、慌てて貼りに行く・・・なんてこともあります。注意してくださいね。

5、日本の食品は売っているの?

一部のスーパーで売っています。

既出のところでは、イオン、ジャヤグローサー、コールドストレージで取り扱いがあります。

その他では「ビレッジグローサー」「キアラスーパーマーケット」「ジャパングローサ」「ISETAN」でも展開されているのでほぼ困りません。

ジャヤグローサーでは、テイクアウトコーナーが設けられており、そこで寿司や刺身などの日本料理を提供しています。

一般家庭で使われるようなものを一番販売しているのはイオンです。

ちなみに「イオンビッグ」は、ローカル化しているところが多く、ほとんど置いていないです。

ご参考までにイオンで購入できる日本食の一部をご紹介いたします。

ご覧の通り、日本で購入するよりも割高です。

6、レジでの対応からわかる環境への意識

ビニール袋がいるかどうか、必ずと言っていいほど聞かれます。
マレー語でよく聞かれることも多いです 。
ほぼ90%は「プラスチックバッグはいるか?」この質問だと思って大丈夫です。

エコバッグを持っていない場合はほしい旨伝えましょう。
マレーシアでは、言わないと袋をくれないことが普通です。また、もらえてもペラペラの薄いビニール袋なので重いものをたくさん入れることには適していません。

エコバッグやキャリーバッグを用意しておくことをおすすめします。

7、クレジットカードで支払いをしたい場合に注意しておきたいこと!

日本のように「サイン」の選択がありません。

暗証番号方式(PINナンバー)かICチップのタッチどちらか聞かれることがほとんどです。

タッチ式が使えない場合は、暗証番号の入力が必須になります。暗証番号を忘れてしまっている場合は事前に変更しておく必要があります。

8、イスラム教文化の影響は?

豚肉は普通の売り場では買うことができません。
「不浄である」と考えられているからだとされています。

イスラム教徒は触ることさえも禁じられているため、別区画の隔離された場所で売られています。
ノンハラルコーナーと書かれているところがそこにあたります。

ちなみにハラルとは、イスラム法で許されたもののことを指します。
(左:とあるテスコのノンハラルコーナー/右:スーパーの入り口から離れたところにある様子)

店外に設定されており、中華系マレー人が豚肉の販売を担当していることが多いです。

一方、お酒もノンハラルですが、豚肉とは違い触れることは禁じられていません。イ
スラム教のマレー人がレジを担当しても問題ないので、普通の売り場で購入出来ます。

但し、売り場は端の方のわかりにくい場所にあることが多いです。

店内は非常に広いので、店員に確認するとスムーズですよ。

まとめ

  1. マレーシア人にとってスーパーマーケットは家族と休日を過ごす定番の場所である
  2. 2000年代にブームが起こり、多数の店舗が展開された
  3. 日本食を取り扱うところもあるが、金額は割高
  4. レジ袋は言わないともらえない
  5. クレジットカードの支払いは暗証番号入力またはICチップをかざす形が一般的である
  6. 豚肉は店外の別区画、お酒は店内で購入可能

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