6割がイスラム教徒の国、マレーシア。
「ハラル」は彼らの暮らしには不可欠なものです。
イスラム教が根付いてない私たち日本人には、聞きなれない言葉だと思います。
こちらでは、マレーシアでのハラルについて詳しく述べて行きたいと思います。
1,ハラルとは何か
ハラル(Halal)とは、アラビア語で”Halalantoyyiban”の略語です。
意味は、「イスラム教徒(ムスリム)にとって安全で、有害でない限り、許されるもの」。ちなみに、ノンハラルは、「禁止、禁忌」という意味になります。
ハラル商品には、ハラル認証マークがつけられています。ハラル認証マークがあるものは、ムスリムが口にしたり、利用したりできることを保証されていることになっています。
マレーシアでは、ハラルコーナーなども設けられていて、近年では、化粧品、サプリ、医薬品などにも付いていることがあります。
2,ハラル商品とハラル認証マーク
イスラム教徒は豚を口にしません。
豚肉はもちろん、豚脂などの豚由来成分、ゼラチン(豚、またはイスラム法が認めていない食肉動物を由来したもの)、そしてアルコール飲料やそれを使った保存料などを含んだものもダメです。
そこで、登場するのがハラル認証マークですが、こちらを表示するにはとても厳しい審査があります。
マレーシアで「ハラル製品」として流通できるのは、マレーシアイスラム開発局(JAKIM)が認証するハラル製品に限られています。
認証取得には、原材料、輸送、製品保管、製造工程、包装、製品品質、流通など全てイスラム法が決めている「ハラル性」に適合していないといけません。
加工食品は、原料までさかのぼり対応が必要なほか、家畜のエサにハラル違反のものが混入していないかまで調べられます。
さらに、冷蔵庫などの保管場所やトラックで輸送する場合も、ノンハラル商品などと一緒に混ぜることは認められていません。
では、国外からの輸入品はどうするのでしょうか?
マレーシア国内で販売する場合、JAKIMが公認した海外の認証機関・団体を通じて認証を取得する決まりになっています。
JAKIMが公認している海外のハラル承認機関(2018年2月では66機関有り)が認定した食品は、マレーシアでもハラル認証マークを付けて販売することができます。
3,ノンハラル商品とハラル商品の今
日本では、意外と多くの料理にアルコールが使われています。
みりん、料理酒などの調味料は、日本食を作るには必須な材料でしょう。
もちろん、ムスリムはこれらを口にすることはできません。
しかし、マレーシアには、イスラム教徒ではない人が全体の3割以上を占めています。
その人たちのためにも、街中にあるスーパーは、ハラルとノンハラルに分けて売っているのが一般的です。
また、コンビニなどに行くとビールが入った冷蔵庫には大きく「ムスリムの購入は禁止」と明示されています。
他にも、飲食店では、地元のお店の多くは、店頭に「ハラル認証マーク」を掲げ、ムスリムにとって安全であることを表示しています。
日本食レストランやお店でもハラル認証を受けているところも多く、
- すし金
- すき家
- イオンのデリコーナー
- 吉野家
- はなまるうどん
- ファミリーマート(店頭で売られているおでんやパン、弁当)
などまだ申請中の所もあるかもですが、多くの店舗が認証を受けています。
おわりに
ハラル認証マークは、日本ではあまり見ないと思います。
ですが、マレーシアのスーパーなど行くとよく見かけるマークです。
マレーシアに行った際には、ぜひハラル認証マークがある商品も見てみてください♪
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