年金生活でマレーシア移住方法|セカンドライフを満喫するには

老後のセカンドライフを人気の国・マレーシアで過ごす。
これは、シニア世代を迎える日本人にとって最適な選択のひとつといえるでしょう。
そして、マレーシアでの生活の糧として、日本で受給される年金を充当することができれば、費用面での心配もありません。
それでは、年金生活でマレーシアに移住するための方法について詳しくみていきましょう。

1.日本で得られる年金について

老後のセカンドライフをマレーシアで過ごす際、日本で受給される年金を生活費の原資に当てるのは合理的で安心です。
日本で得られる年金の種類や条件について簡単にまとめておきましょう。

(1)国民年金

老齢基礎年金が正式名称です。
全国民に加入が義務付けられており、満20歳から60歳までの間が支払い期間で、満65歳から支給されます。現在、満額(*)での年間支給額は779,300円となっています。
(*)満20歳から60歳まで完納した場合

  • 国民年金は20歳から60歳まで加入、65歳から受給開始で、満額なら年間779,300円が支給される

(2)厚生年金

老齢厚生年金が正式名称です。
会社員などが、毎月の支払額を所属する会社と折半で負担するものです。
60歳を過ぎても、現役で仕事をしている間は70歳までは負担しますが、その分受給額は増えます。
受給は満65歳以上ですが、一部の年代の人は「特別給付の老齢厚生年金」を、60歳から65歳までの間に受給できます。

  • 会社員は国民年金に加えて厚生年金が受給可能
  • 60歳を超えても最大70歳までは加入し、受給額も増大
  • 65歳から受給開始だが、一部年代では60歳から特別給付制度あり

(3)私的年金

企業年金と呼ばれ、一部の会社などで、自社の制度として退職後に年金を給付するものです。

  • 一部の大企業では自社の制度として企業年金が支給される

2.マレーシア移住方法

日本で長年仕事をして、その結果得られる年金を原資にマレーシアに移住する場合、大きく分ければ長期移住と短期滞在の2つがあります。
それぞれについてみていきます。

(1)MM2Hビザによる長期永住

老後のセカンドライフをマレーシアに永住して過ごす場合は、MM2H(Malaysia My 2nd Home)という、10年の長期ビザを取得するのが一般的です。
このビザは10年ごとに更新可能なので、事実上永久に使用できます。
(シニア世代ではなくても、長期移住を考えている人は申請可能です)

マレーシア移住

(1-1)MM2Hビザの取得条件と方法

取得条件は申請時の年齢が50歳以上と以下ではかなり異なりますが、ここでは50際以上にしぼって解説します。

【必要な条件】

  • 50万RM(RM=現地通貨で「リンギット」。日本円で約1,350万円)以上の所有財産(現金や有価証券が対象、不動産は対象外)があること
  • 申請時の前3ヶ月に、毎月1万RM(27万円)以上の収入証明があること
  • マレーシア国内の銀行に15万RM(405万円)以上の定期預金があること
  • 無犯罪証明書(最寄の警察で発行)の取得
  • 家族帯同の場合、戸籍謄本の取得

これらの書類を一式取り揃え、MM2Hセンターに申請し、仮承認が出るまで半年程度かかります。

  • 申請から承認までには半年以上かかるので準備が必要

(1-2)MM2Hビザのメリット

意外に条件が厳しいようにみえますが、永住先として人気の欧米諸国などと比べれば、かなり楽なほうです。更に、MM2Hビザには多くのメリットもあります。

  • 取得期間中は何回でも出入国自由で、入国手続きもスムース

取得期間中の10年間はマレーシアからの出入国は全く自由で、空港での入国手続きも別カウンターで行うので、非常にスムース(10分程度)です。

  • 自動車免許が取得できる

日本での免許証のコピーと翻訳文、さらに日本領事館の認証があれば、マレーシア国内の自動車免許が取得できます。(筆者もそうですが)通常、一般の国際免許は1年更新で、その都度日本に帰国する必要がありますが、こちらは5年ごとの更新なのでとても便利です。

マレーシアは、ASEAN諸国でも珍しく、多くの日本人が車を運転する社会なので、車の免許を持っていると非常に便利です。

  • 銀行口座が開設できる

マレーシア国内の銀行に口座開設できます。(MM2Hビザに限らず、通常の就労ビザでも開設可能です)

  • 不動産購入ができ、住宅ローンが組める

MM2Hビザがあれば、マレーシア国内で不動産購入も可能で、住宅ローンも組めます。ただし条件があり、KL市内では100万RM(2,700万円)の高額住宅に限定されます。
マレーシアは住居費も安いので、日本人の感覚では、それほど高い感じでもありません。

  • 家族もMM2Hビザ取得可能

ご家族帯同の場合は、全員のビザも取得可能です。子どもをインターナショナルスクールなどに通わせる場合などでも利用可能です。

マレーシア移住

(2)90日ごとの短期滞在

こちらは、MM2Hビザ取得で長期永住を考えている方のような本格的な準備は不要です。
日本人の場合、観光目的であれば出入国の回数に制限なく、その都度90日以内であれば、ビザなしで滞在が可能です。

  • 日本人なら回数制限なく、ビザなしでその都度90日以内の滞在が可能

金銭面や条件面で特段の大変な準備も必要なく、気軽に往復することが可能です。必要な準備としては、渡航費用と現地での住居費・生活費程度です。

  • 必要なのは渡航費と住居費、生活費のみ

90日を過ぎる前に必ず一度は国外に出る必要がありますが、わざわざ日本に帰らなくても、近くのタイなどに行けば飛行機も往復1万円ちょっとで済みます。

  • 近くのタイなどに出れば飛行機代も1万円程度

住居はホテルかコンドミニアムになりますが、単身だと首都のKLでも数万円、家族帯同でも10万円ちょっとで滞在可能ですし、物価も日本よりかなり安いので、生活費は全部あわせても月に20万円ほどあれば問題ないでしょう。

  • 住居費や生活費も格安

まとめ

みてきたように、年金生活でマレーシアに移住するには、MM2Hビザ取得による本格的な永住と、90日ごとにビザなしてマレーシアでのショートステイを繰り返す方法と、2種類があります。
日本で得た年金があれば、老後のマレーシア現地での生活も安心ですし、マレーシアの物価は安いので、それほど無理なく暮らすことが可能です。

是非、マレーシアでのセカンドライフをお楽しみください。

老後のマレーシア移住でセカンドライフを満喫|大切な3つのポイントを徹底解説

マレーシア移住前のオススメ保険加入条件

いつでも話せるパートナーが見つかる
「オピエミインタビュー」

マレーシア移住の準備から
移住後の生活までマレーシア移住者が体験談を元にリアルなお話しします。
マレーシアはいいところばかりではありません。
メリット、デメリットもお伝えします。


「マレーシア生活でよくあるお悩み」
・英語が苦手だから心配が多い。。
・行政の手続き失敗したくないな。。
・知り合いがほしい、美味しいお店も知りたい。。
・住まいのトラブルどうすればいいのかな。。

などなど、

\そんなお悩みを解決/

知りたいことを直接聞けるので
不安や疑問も払拭することが可能です!

マレーシア現地で豊富な経験と人脈を有する専門家たちが
あなたのマレーシア生活をサポートをします!

特徴
1、顔が見えるから安心
2、1時間、あなたのために共同作業
3、プロフィールが見えるからあなたにあった専門家が見つかる


ご満足いただけなかった場合は、全額返還♪

オピエミインタビュー
https://opeeremigration.com/interview/