マレーシアってどんな国？

マレーシアって聞くとどんなことを思い浮かべますか？
ここでは、マレーシアについて詳しく述べていきたいと思います。

マレーシアについて詳しくなろう！！

マレーシアの一般事情
マレーシアという国
マレーシアで使われる言語
マレーシアの歴史

１、マレーシアの一般事情

面積
約３３万平方キロメートル（日本の約０、９倍）
人口
約３,２００万人(２０１７年)
首都
クアラルンプール
民族
マレー系(約６９％)、中国系(約２３％)、インド系(約７％)
※マレー系にはインド・中国を除く多民族を含んでいます
言語
マレー語(国語)、中国語、英語、タミール語
宗教
イスラム教(６１％)、仏教(２０％)、儒教や道教(１％)、ヒンドゥー教(６％)、キリスト教(９％)、その他
通貨
リンギット（MYRまたはRMで表す）２０２０年３月の現在ですと、１RMがだいたい日本の３０円弱といったところです。
時差
１時間日本より遅れています。また、サマータイムはありません。

２、マレーシアという国

東南アジア諸国連合(ASEAN)の主要国の一つであるマレーシア。
国土の６割を熱帯雨林で占め、人口密度は日本の4分の１。

北はタイ。南はシンガポール。東はインドネシア。
東南アジアの中心に位置していることもあり、車や飛行機で近隣諸国へ数時間で到着します。
首都クアラルンプールを中心に三大民族（マレー系、中国系、インド系）など様々な民族が住んでいますが、個々の文化を尊重し、共存しているのが特徴です。

３、マレーシアで使われる言語

公用語はマレーシア語ですが、イギリスの植民地であった経緯があったため、英語も広く使われます。多くの政府文書はマレーシア語と英語で作られています。ただ、地方に行くと英語が通じないことがあります。

また、中華系は、マレーシア語や英語のほか、北京語、広東語、福建語、客家語などの中国語を話す人がいます。インド系は、タミール語も話します。

これに加え、ボルネオ島には、カダザン族、ダヤク族、ドゥスン族などの少数民族をおり、それぞれ独自の言語を話しています。

４、マレーシアの歴史

１４００年、スマトラ島の王族によりマラッカ王国が建国されました。
マラッカ王国は、中国や中東との交易の中継地点として大いに栄えました。
しかし、１５１１年にポルトガルがマラッカを占領。
１６４１年にはオランダが。
そして、１７９５年にはイギリスが占領しました。
１９世紀には、イギリスはマレー半島全域とボルネオ島の一部を植民化しました。
第二次世界大戦中、一時期日本軍が占領しましたが、日本軍の敗北に伴い再びイギリスに占領されました。
そして、１９５７年、イギリスから独立。
１９６３年にマレー半島の州と現在のサバ州やサラワク州、シンガポールを合わせたマラヤ連邦を結成しました。
しかし、２年後の１９６５年にシンガポールは独立し、今のマレーシアになっています。

１９６９年、人種暴動が発生し、多くの人が死亡しました。
それにより、１９７０年代にマレー人と優遇する「プミプトラ優遇政策」が始まりました。
１９８１年には、マハティール・ビン・モハマド首相による２２年間の政権があり、その間に工業化も本格化。
マレーシアは大きく発展しました。

２０１８年、一つの政権がずっと行政を行っていましたが、独立以来初めての政権交代が起こりました。
その後、ナジブ政権による汚職疑惑があり、マハティール首相が１５年ぶりに返り咲いたものの、２０２０年には、ムヒディン首相に敗れ、現在に至っています。

おわりに

マレーシアについて、簡単に説明させて頂きました。
日本とは言語も文化も異なるところがたくさんありますが、基本的に親日国であり、日本人にとっては馴染みやすい国だと思います。
百聞は一見にしかず、と言いますし一度訪れてみることをお勧めします。