マレーシアは14年連続日本人が移住したい国ランキング1位の国。テレビやネットでも沢山取り上げられていますよね。
今回は実際に家族4人でマレーシア移住した30代ママが、マレーシアの魅力や移住前に心配だったこと、実際に暮らしてみて不便な点や心配事も含めて詳しく解説していきます。
私が移住を決めた理由
日本の教育に疑問があった
子どもが生まれて、日本の将来や教育について疑問に感じることが増えました。教育の選択肢の少なさ、暗記中心の勉強、幼い頃から受験で忙しい子どもたち…。
「もっと伸び伸びと育ってほしい」とオルタナティブ教育や海外の教育についても関心を持つようになりました。
親子で視野を広げたかった
私も夫も海外とは縁遠い環境で、大人になって海外旅行に行くと外国人とのコミュニケーションに不慣れ、英語もろくに話せない自分に落ち込みました。
何より日本以外の国の文化も何も知らないことに気付き、子供だけでなく親である自分達ももっと視野を広げたいと思うように。
滞在したら住みたくなった
私は元々全く海外志向ではありませんでしたが、夫はいずれ海外で生活したい想いがあった様です。
そのため、実際に移住しているご家族とお話しする機会を作ったり、マレーシアにも家族で何度か訪れました。すると私が思っていたイメージと全く異なり、「生活しやすそう」「ここで暮らしてみたい」と感じるようになりました。
当時そして今も、体感しているマレーシアの魅力を次項で紹介!
マレーシアの魅力8選
ビザの種類が豊富で取りやすい
マレーシアが移住に人気な理由の1つとして、ビザの取りやすさがあります。新たに日本からマレーシア移住をしたい場合、検討できるビザの種類は以下の通り。
現地就労ビザ:単身、家族
学生・保護者ビザ:子ども単身(寮)、母子・父子留学
(※保護者ビザは1名のみ取得可能)
MM2H、S -MM2H:リタイヤ後の方、単身、家族
ラブアンビザ:単身、家族
デジタルノマドビザ:リモートワークの方(単身、家族)
※配偶者ビザ(国際結婚)、レジデンスビザ(マレーシアでの就労実績が必要)は除く
多様な民族の言語・文化を体感できる
マレーシアはアジアの中でも群を抜いて多民族の国家。
マレー系、中華系、インド系を中心にその他多くの言語・文化の人々が暮らしています。にも関わらず、ほとんどの場面で英語が通じるのも嬉しいポイント!多くのインターでは中国語・マレー語も学びますし、大人も語学を習得しやすい環境です。
子どもに優しい
子連れでマレーシアに来て感じるのは、子どもに親切な人が多い!ということ。
赤ちゃんだけでなく小学生の電車で席を譲ってくれたり、レストランなどでアイスやお菓子をサービスしてくれたり…。仕事だから、という感じではなく「親切にするのが自然」という雰囲気に嬉しくなってしまいます。
日本と時差が少なく、行き来しやすい
日本からクアラルンプールまで片道6〜7時間。時差はたったの1時間です。日本にいる知人や家族、仕事関係の連絡をするにも負担はほとんどありません。
東京行きはほぼ毎日フライトがあるので、急に帰国しなければならない場合も安心です。
教育の選択肢が多い
インター校はクアラルンプールだけでも、ものすごい数の学校が存在します。その多くはイギリス系の学校ですが、その他IB(国際バカロレア)、アメリカ、オーストラリア、カナダ、インド、フランスなどインターだけでも幅広い選択肢があります。
いずれ日本に戻る駐在員であっても、お子さんをインター校へ、教育移住でも日本人学校を選択(学生・保護者ビザ以外の長期ビザ保持者に限る)することもできます。ホームスクーリングを選択する方もおり、塾や習い事の種類も豊富です。
温かい気候
マレーシアの魅力はなんといっても温暖な気候!乾季・雨季の2シーズンで、年中大きな気温の変化はありません。
夏服だけでいいので衣替えの負担もなく、寝具の管理も非常に楽!洗濯物もすぐに乾きます。夕方スコールが降りやすいですが、大抵は1〜2時間程度で止むことが多いです。
治安、医療、インフラなど生活しやすい
諸外国に比べると、比較的治安も良いマレーシア。勿論スリなど注意する必要はありますが、日中は女性だけでも気軽に出歩けます。
医療水準も高く、日本と変わらないレベルの治療を受けることができます。国立病院は費用は安いですが待ち時間が長いので、多くの日本人は私立の総合病院・クリニックを受診することが多いです。日本語通訳が常駐している病院も複数あるので、英語が苦手な方も大丈夫!
日本のものも手に入りやすい
日本の調味料や食材も気軽に購入することができます。KLやペナンなどの主要な都市で、商品の種類は限られるものも多いです。ただし価格は1.5倍〜になることもあるため、一時帰国時にまとめ買いしておくのもおすすめ!
移住前に心配だったこと
子どもが学校に馴染めるか
私が一番心配だったことはやはり子どものこと。
いきなり英語環境に放り込んで、子どもは馴染めるのだろうか、日本に帰りたいとならないだろうか…。こればっかりはお子さんの性格、学校にもよるのかなと思います。
しかし意外にも、学校が嫌だとかマレーシアが嫌いだと言うことはありませんでした。慣れるまでは心配でしたが「長い目でみる」「親もマレーシアを楽しむ」「学校が合わなければ転校もあり」「どうしてもダメなら帰国しよう」という気持ちでいました。
マレーシアの料理、言語が嫌にならないか
言語面で挫折したり、ローカルご飯やマレーシアのルーズな面が嫌にならないか、という点が心配でした。しかし全くの杞憂で、我が家はすっかり居心地良くなっています。ローカルご飯が苦手な人は綺麗なレストランやカフェ・日本食のお店もたくさんありますよ。
言語の面も英語が上手くなくても、簡単な英語やジェスチャーでも積極的にコミュニケーションすれば問題なく生活はできます。
時間通りに来ない・ものが壊れやすいなどの問題も、気になる人は嫌になるかもしれません…。ただ「そんなもんか」とどんどん楽観的になったり、相手にリマインドを送るなど対策できるようになります。
失敗したらどうするか
私は初めもしマレーシアに慣れず帰国したら、周りにどう思われるか?を気にしていました。でも何を持って「失敗」とするのか?
例えば子どもや自分がマレーシアに馴染めず日本に帰ったとしても、それは失敗なんでしょうか。実際に行動して移住した、その人にしかわからない経験になるのではないでしょうか。どのような結果になっても、その期間や経験は決して無駄ではないと思えるようになりました。
実際に移住してよかったこと・困ること
良かったこと
前述したマレーシアの魅力を日々痛感しています。
マレーシアはもちろん周辺諸国や同じイスラム圏の料理、言語や宗教・年間行事や文化など、生活の中で日本にない文化を知ることができ、毎年新たに知ることや体験することがあります。
また子どもがインターに通っていると、色々な国の先生・親子とコミュニケーションをとる機会ができます。自ずとその人の国のことをよりリアルに知るチャンスになっています。
困ること
生活費がどんどん上がっている
ここ1〜2年は特に円安の影響もあり、物価や学費がものすごい勢いで高騰しています。
家賃も大幅に値上げされた、と言う話も周りでよく聞きます。光熱費やガソリン、交通費は日本に比べるとまだ安いですが、食費はほぼ変わらない・外食するお店によっては高くつくこともあります。
英語ゼロでも生活はできるが、話せないと困る
英語が全く話せなくても生活することはできますが、さすがに困ることも出てきます。学校や銀行などの手続き、トラブル時の交渉など。話せるに越したことはありません。
ただ欧米などに比べるとマレーシアの人々は英語ができなくても馬鹿する人は少なく、「下手でもいいから伝えようとする」「言語の知識よりもコミュニケーション力が大切」だなと思います。
ヘイズがひどい年は辛い
地震や台風などの災害がほとんどないマレーシアですが、大気汚染のヘイズの影響がひどい年もあります。景色に霞がかかっていたり、人によっては目が痒くなったり、咳が出るなど症状が出る場合も。
日本では不要なひと手間がかかる
例えば水道水がそのまま飲めないので、浄水器をつけたりミネラルウォーターを購入する必要があリます。ガスもプロパンガスのコンドの場合、切れると自分で連絡して持ってきてもらわないといけません。
また水回りや家具・家電の不具合なども起こりやすいので、日本と比べると余計な手間だなと感じることもあります。
子どもの体力は落ちる
学校への通学は、治安の心配からマイカーorスクールバスの場合がほとんど。学校の目の前に住めば徒歩通学もできますが、いずれにせよ車社会で歩道が整備されていなかったり、日本ほど歩く機会はありません。
また学校の部活も日本ほどストイックではなく、盛んなスポーツも限定されているなと感じます。日本で生活するこどもに比べると全体的に体力は低くなります。
サッカー、バドミントン、水泳などはさかんだよ!
でも大抵のことは慣れる
上記以外にもトイレが水浸し・ペーパーがない、運転が荒いなど不便なこともたくさんありますが、住んでみて感じるのは「大抵のことは慣れる」ということ。
日本と比べると整備されてない面もある、それでもマレーシアに住みたいと思うか、日本に帰りたいと感じるのかは人によりますが…。
今後心配なこと
子どもの進路
我が子が今後どのような進路を選択するか。年齢が小さいと本人もまだ分かりませんし、親もなかなか予想ができません。薦めたい進路がある方もいるのでしょうが、我が家は子ども自身に任せたいと考えています。
ただ選択肢が本当に多く幅広いので、親も海外の教育システムやカリキュラムをある程度理解しておく必要があるなと感じます。移住時点では私もあまり知らなかったので、今少しずつ理解しているところです。
ケンブリッジ式だけでも日本とは仕組みが全然違うよ!
ビザの更新
外国人にとっては必須のビザ。マレーシアでは数年前にMM2Hビザが改変されたこともあり、どの種類のビザに関してもいつルールが変更になるかはわかりません。
こまめに最新情報を得ること、臨機応変に対応できる心構えは必要です。
まとめ
いかがでしたか?メディアで取り上げられているマレーシアの魅力は、実際にその通り!と思うこともあれば、物価などの面では誇張されているなと思う部分もあります。
マレーシア生活のメリット・デメリットについては、食事などが口に合うか、どこまで許容できるか・不快に感じるかは人により異なります。可能な方はマレーシアへ来て、実際に滞在してみることをお勧めします!現地での生活がイメージでき、魅力も体感できますよ。
この記事を書いた人:オピエミアドバイザー うえだりな
いつでも話せるパートナーが見つかる
「オピエミインタビュー」
マレーシア移住の準備から
移住後の生活までマレーシア移住者が体験談を元にリアルなお話しします。
マレーシアはいいところばかりではありません。
メリット、デメリットもお伝えします。
「マレーシア生活でよくあるお悩み」
・英語が苦手だから心配が多い。。
・行政の手続き失敗したくないな。。
・知り合いがほしい、美味しいお店も知りたい。。
・住まいのトラブルどうすればいいのかな。。
などなど、
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なぜ人気なんだろう?実際は不便なこともあるんじゃないの?