マレーシアは、都市交通の面でも非常に整備が進んでおり、どこへ移動するにも、ストレスなく各種交通機関を利用することが可能です。
マレーシアに着いたら、目的地まで様々な移動手段があります。
日本と同じように、あらゆる交通手段が整備されており、料金的にも安価で利用できます。
今回は、マレーシアの交通手段について、それぞれの細かい利用方法まで詳しく解説していきます。
(1)電車
まず、マレーシアの主要都市に到着したら、とりあえず近隣で確保している住居(ホテルかコンドミニアムといったところでしょう)まで、荷物を運びがてら移動すると思います。
ここでは、首都のKLIA(クアラルンプール国際空港)を例にとってみていきます。
KLIAエクスプレス
空港から市内へ移動するには、まず、クアラルンプールセントラル駅(クアラルンプールのターミナル駅で、都市交通機関の中心スポットです。
ちなみに筆者の会社もここにあります)までをノンストップ28分で結ぶ「KLIAエクスプレス」が、何といっても最適です。
運行時間は朝5時~深夜0時まで、大体15~20分おきに運行していますから、待ち時間も短く、ストレスもありません。
車内はとても清潔で、シートも広々していて快適ですが、わずか30分弱の移動なので、周囲の景色を眺めているうちにKLセントラルまで到着してしまいます。
利用するには、KLIAで、KLIAエクスプレスの目印があるカウンター(乗り場に隣接しています)に行き、チケットを購入します。
利用料金は、窓口で買うと片道約1,360円、往復割引では割引があり約2,480円、さらに、クレジットカード払いの自動販売機でチケットを買えば、片道約1,190円とお得です。
そして、クアラルンプール市内に着いたら、クアラルンプールセントラルで乗り換え、いくつかの都市交通手段で目的地のホテルまで移動しましょう。
電車での移動手段は主に3つあります。
LRT(Light Rail Transit System=高架鉄道)
KL市内の主要なエリアを結んでおり、通勤時間帯は約4分間隔、その他の時間帯は約6分~8分で運行されています。
時間も正確で、車内も清潔ですが、通勤ラッシュ時間にはかなり社内は混雑しているのでご注意ください。
日本と違い、マレーシアの人は無理やり乗り込もうとせず、平気で何本もやり過ごして待ちますので、日本人からすればかなり違和感がありますが、徐々に慣れてくると思います。
初乗り料金は40円程度と安く、遠乗りをしても100円もあれば十分です。
KLモノレール
クアラルンプールセントラルから、クアラルンプール最大の繁華街である「ブキビンタン」を通る電車です。
ブキビンタンは、クアラルンプールを代表するショッピング街でもあり、カフェや屋台街といった飲食店も多く、世界中から観光客が押し寄せて、一年中賑わっています。
クアラルンプールを訪れたらまず間違いなく行くスポットなので、クアラルンプールモノレールでの移動が最適です。
クアラルンプールセントラル駅~ブキビンタン間の移動時間は約10分、料金は約50円と、格安で便利に移動できます。
KTMコミューター
クアラルンプール市街地と郊外を結ぶ路線で、郊外から多くの通勤客がクアラルンプール市内へとやってきます。
運行間隔は15分~30分に1本と、やや少ないのが難点ですが、路線は広範囲に渡っており、市内交通のハブとなっています。
料金はLRTより若干高い程度ですが、50円~100円程度で移動できる安さです。
(2)タクシー・Grab、自家用車
マレーシアに着いて、空港から移動する際、荷物が多い場合には、タクシーを利用することもあるでしょう。
タクシーに加え、最近では、安心して利用できる「Grab」が広く普及しています。
また、自家用車という手段もあります。
それぞれについてみていきます。
タクシー
クアラルンプール市内を走るメーター制のタクシーには、赤×白の車体の一般タクシーと、青色の車体の高級タクシーの2種類があります。
初乗り料金は、一般タクシーが約70円、高級タクシーはその2倍ですが、乗っているとどんどん料金が加算されるイメージが強いので、どちらもあまり安い感じはありません。
また、筆者も何度も経験していますが、日本人とみると割高な料金を吹っかけてくる場合がありますし、最悪の場合、強盗などの凶悪事件も発生していますから、基本的に、筆者としては、流しのタクシーはお勧めいたしません。
Grab
何といっても、安心・便利でお勧めなのは、予約アプリの「Grab」です。
ドライバーも登録制で、何か違法行為や不誠実な対応をすれば直ぐにクビですから、非常に信頼性が高いです。
スマホにGrabアプリを入れて、利用登録すればすぐに使えますので、是非登録されることをお勧めします。
利用の際には、乗車場所と行先入力すれば、すぐに近くにいるドライバーが反応し、迎えに来る時間と目的地までの到着時間、更には料金も明快に表示され、料金自体も流しのタクシーよりはるかに安いので、非常に便利です。
自家用車
マレーシアでは、ASEAN地域には珍しく、多くの日本人が自分で車を運転しています。
筆者も多くのASEAN地域で駐在の経験がありますが、マレーシアとシンガポール以外の国では、まず、日系企業であれば自分で運転することは禁止されている企業が多く、運転手を雇うのが通常です。
マレーシアの道路網は整備されており、クアラルンプール市内ではほぼワンウェイで、信号機もほとんどなく、非常にストレスなく、スムースに運転できる環境が整っています。
英国統治の歴史もあり、日本と同様の「右ハンドル左車線」なので、違和感もありません。
筆者も車で通勤しています。
マレーシアに長期移住をされる方であれば、車を購入か月極めのレンタルで手配し、利用されるのも便利でお勧めです。
ただし、バイクが縦横無尽に走り回っているので、運転には気をつける必要があります。
(3)バス
マレーシアでは、バス路線も整備されており、快適に利用することができます。
長距離バス
長距離バスは、本数も多く、料金が非常に安いため、国内での都市間移動には定番となっています。
マレーシア国内では、高速道路やパーキング・サービスエリアも整っているので、隣接するタイやシンガポールまでバス移動も可能です。
「ハリラヤ」と言われる長期祝日期間など、時期によっては満席になる場合も多いので、事前に予約を入れて計画的に利用しましょう。
市内バス
KL市内では、地元の人の足となっている市内バスが多く走っています。
複数のバス会社が主要エリアを網羅しており、料金も非常に安いので便利ですが、路線が非常に複雑で、車内アナウンスもないので、日本人が気楽に乗りこなすのは至難の業です。
完璧にバスを乗りこなすのは、現地の人でも難しいと言われているほどです。
それでも、自宅近くのバス停から、最寄りの病院や繁華街までの行き方など、チャレンジとして利用してみる手もあります。
車窓から現地の人の生活を垣間見ることができ、ロングステイの醍醐味を味わうことができるでしょう。
ただ、社内はとても混雑していますし、スリも横行しているので、くれぐれもご注意ください。
(4)主要都市間移動の飛行機
マレーシア国内で、少し距離のある主要都市間の移動には、飛行機が便利です。
クアラルンプールとジョホールバル(JB)、ペナンは、それぞれ400kmほどの距離で、車で移動すると4時間程度、バスだと6-8時間かかります。
移動時間と効率性を考えたら、何といっても国内航空便がお勧めです。
料金は、それぞれ往復でも4千円程度と、非常に格安です。
移動時間も40分程度ですから、主要都市間の移動には、飛行機が最適です。
まとめ
みてきたように、マレーシアでの主な交通手段は、電車、車(タクシーやGrab、そして自家用車を含む)とバス、そして主要都市間の移動には飛行機、というのが主なところとなります。
(もちろん、ローカルのマレーシア人の多くはバイクを利用していますが、日本人を含む外国人には無縁ですから、ここでは対象外とします。)
どの交通手段も、利用料金は格安で、大きな混雑やトラブルもなく、スムーズに利用できる環境が整っています。(敢えて挙げれば、車での移動は事故が多いので、リスクも高いです。)
マレーシアに長期移住を考えている方は、様々な交通手段を使い分けて、現地での移動手段を効率的に活用していただければと思います。
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