マレーシア移住の際、重要なポイントになるのが住まい。日本に比べるとコンドミニアム(マンション)の種類も豊富で、南国ならではのプールをはじめとした共有施設も充実しています。
しかし、実際にマレーシアの住まいで暮らしてみると、文化の違いを実感したり、注意しなければならないことが沢山。
今回は、マレーシアの住まいにはどんな種類があるのか?日本との違いは?探し方や決める時のポイントまで、移住5年目のママが詳しく解説していきます!
- マレーシア住まいの種類
- マレーシア物件の特徴
- 住まいの探し方
- 必要な条件を絞る
- 内見時のポイント7選
マレーシアの住まいの種類
コンドミニアム
日本でいうマンション。20階以上の高層コンドミニアムが多く、物件にもよりますがプール・ジム・公園などの共有施設があります。
日本人をはじめとした外国人に人気で、24時間ガードマンが常駐・多くの場所でCCTVが設置されています。セキュリティ面、共有施設の充実度は物件によって異なります。
サービス付きアパートメント/コンドミニアム
ホテルとコンドミニアムの中間の様な物件。主にブキビンタンやKLCCなど都市中心部にあるコンドミニアム。家具や食器などが備え付けられていたり、クリーニングサービスや光熱費が家賃に含まれているケースも。すぐに入居して生活できる、便利さがメリット。
一軒家
一軒家には独立したものと、隣の住宅と隣接したリンクハウスがあります。
日本人が暮らす一軒家はセキュリティ上、周囲を塀で囲まれた敷地内に複数の住宅がある場合がほとんど。入り口にはガードハウスがあり警備員が常駐しています。
一軒家のメリットは広々と上や下の階を気にしなくて良いところ。デメリットとしては、害虫がでやすい点。内に公園がある場合が多く、共用プールはない場合も。
注意点:ここ数年でKLの家賃はどんどん上がっています。
”マレーシア移住=豪華なタワーマンションに安く住める、生活費が1/3”と言うのはもはや過去の話になりつつあります。ネット上にはマレーシアの家賃情報も沢山ありますが、できるだけ最新の情報をチェックしましょう。
マレーシアの物件の特徴
家具・家電つきorなし
マレーシアは家具・家電付きの物件もたくさんあるので、少ない荷物で移住・引っ越しできるのが非常に便利。ただし家具のテイストが派手だったり好みでない、家電が古い場合もあるので注意。
もちろん、家具なしの部屋を借りて現地で自分好みの家具を購入することもできます。日本と同様にネットで購入・配送してもらうこともできますよ。家具付きが良い場合「Full furnished」の条件で探しましょう。
家具がついてるので、引っ越しも日本に比べて気軽にできます!
玄関入ってすぐキッチン
多くの物件では玄関を入るとすぐリビング・キッチンがあり、玄関のドア前で靴を脱ぐ仕様になっています。玄関のドアが重厚。ドアの前にセキュリティ上、鍵付きの格子戸が設置してあることも多いです。
キッチン、トイレの数が多い
単身者向け物件の場合はトイレ・キッチンが1つずつの場合もありますが、2ベッドルーム以上になるとトイレ・シャワーが2〜4ヶ所ある場合も。移住当初は「こんなに必要かな?」と不思議に思いました。
キッチンもドライキッチン・奥のウエットキッチンと1つの物件に2ヶ所ある間取りもよくあります。どう使うかは住人次第。
バスタブ付きは希少
日本では単身者向けアパートでもバスタブがありますが、マレーシアではバスタブ付き物件は非常に少ないです。
マレーシアでは日本と違い公共の銭湯もほぼなく、あってもかなりの郊外なのでお風呂がマストな方はご注意を。組み立て式・折りたたみ式のバスタブなどもネットで手頃に販売されています。
住まいの探し方は?
不動産エージェントに依頼
英語が話せるローカルのスタッフ、日本語にも対応できるローカルスタッフ、日本人スタッフなど様々な不動産エージェントがいます。
全く英語ができない場合は、日本語のできるスタッフや日系エージェントに頼むと安心です。やや割高であったり取り扱っている物件に限りがある場合もあります。
ただマレーシアでは多少英語が苦手でも、ローカルのエージェントに依頼するのがお勧め。日本人エージェントに比べ、扱っている物件が多い印象。友人・知人などに紹介してもらうと安心ですが、自分で連絡を取ってみて反応の良い方に依頼するという手も。
不動産サイトで探す
マレーシアで物件を探すときの2大サイトがI-property、Property Guruです。
サイトの見方は日本の物件探しサイトと似ており、間取り・広さ・家賃・最寄駅やエリアなどを入力すれば、該当する物件を探すことができます。
エリアに特化したエージェントもいるので、住みたいエリアが決まっている場合は相談してみるとよいでしょう。
マレーシアの物件の広さを表す単位は、一般的にsqf(スクエアフィート)です。日本ではなかなか馴染みがない単位ですが、1sqf=0.0929…㎡(平米)です。sqfに0.09を掛けると大体の平米数が分かります。
自分でエリアを回ってみる
実際に住みたいエリアを回ってみるのも1つの手です。外観や位置など気になるコンドミニアムがあれば、Google Mapなどでコンド名・口コミなどをチェック。不動産サイトでコンド名を入力すれば、空いている物件を探すこともできます。
物件を決める前に、できれば実際に自分の目で見てみること!
必要な条件を絞る
家族構成
家族の人数・生活スタイルによって、住みたいエリアや間取りもかなり変わってきます。トイレやベッドルームがいくつ必要なのか、リビングやキッチンはどのくらい広さが必要か、事前に考えておきましょう。
エリア選定
マレーシア・クアラルンプール近郊でも、エリアによってかなり雰囲気が違います。日本人の多いエリアは以下の通り。主な移動手段が何か、どんな雰囲気の街に住みたいかによっても変わってきます。
住宅街:モントキアラ、デサパークシティ、TTDI、アラダマンサラ周辺
都心エリア:KLCC、KLセントラル、ブキビンタン周辺
交通手段・通学のしやすさ
職場や学校からの通勤・通学しやすさで物件を選ぶことも重要です。単に距離が近いかどうかより、渋滞しやすい道路やエリアがないか注意。
電車やバスを使う場合は路線や乗り換えが必要かなど、事前にチェックしましょう。
ペットの有無
マレーシアでは、ペット自体がNG・部屋はOKでも敷地内の散歩がNGな場合も多々あります。そして、家の周りも気軽に歩けるほど歩道が整備されていない場所もまだまだあります。
ペット(特に犬)を飼う方はペット可の部屋か、周辺環境はどうかチェックを。ペット好きが集まるデサパークシティはおすすめ。どこのエリアでも、ペットショップやペットホテルなどは近年急速に増えています。
内見時のポイント7選
部屋の位置
部屋の向きによって日が当たりすぎ、逆に1日中暗い場合もあり。高速道路に面している部屋だと夜になると騒音が気になることもあるので、窓の密閉性も確認を。
またゴミ捨て場のすぐそばだと、虫が入ってきやすい可能性もあります。
水回り
マレーシアの物件で一番多いのが水回りのトラブル。排水溝の詰まりなど、内見しただけではわからない問題が後々起こるケースも多いのですが、天井に水漏れした跡がないか、シンク下のパイプはしっかりしているかなどチェック。
窓や家具の立て付け
日本では考えられない立て付けの悪さ、ずさんな取付方がされているケースもあります。トイレや部屋のドア、ベランダへの窓、備え付けのクローゼットや棚なども、内覧時に開け閉めしてみましょう。
家電の状態
日本と比べるとマレーシアの電圧が不安定なのか、家電が壊れやすい様に感じます。可能な範囲で、家電は古くないか?内見時に様子をチェックしましょう。
入居時にもエアコン、洗濯機、電子レンジなどがきちんと機能するのかを確認して、必要に応じて修理・買い替えを依頼しましょう。
プールやジムなどの共有スペース
マレーシアのコンドミニアム・リンクハウスの中には、共有施設が充実している物件も沢山あります。最も多いのがジムとプールですが、物件によっては体育館・テニスコート・サウナ・リーディングルーム・パーティルーム・キッズスペース・BBQエリアなどがある場合も。
お子さんがいる場合、運動をする方には大事なポイントですよね。
セキュリティ
入居時にかなり重要なポイントがセキュリティ。色々なコンドミニアムを見てみて感じるのが、物件によってかなり差があり、空き巣や誘拐未遂などの事件もゼロではありません。
住人でない人でも入り口で簡単に入れてしまう物件、ガードマンがスマホばかり見ていて警備を怠っている場所も見てきました。
内覧時、ガードハウスでどのような対応をしているのか、ガードマンの数や配置・雰囲気などをチェックしてみましょう。
オーナーとエージェントが超重要!
最も重要ともいえるポイントがオーナーとエージェントです。マレーシアの家はトラブルがつきものなので、オーナー又は間に入るエージェントが素早い対応や修理に応じてくれる人かがかなり重要。
人によっては何日経っても連絡が返ってこない、修理してくれない、不備を認めてくれない、契約違反などのトラブルも聞きます。内見時にオーナーが立ち会っていれば話をしてみてきちんと対応してくれそうか判断する、エージェントにもオーナーがどんな人か聞いてみるのも良いでしょう。
まとめ
いかがでしたか?マレーシアで住まいを選ぶ際は、気をつけるポイントが沢山ある・・・と感じた方も多いのでは?ここだ!と感じて入居した物件に何年も住んでいる方もいれば、状況の変化に応じて数年単位で引っ越すという方もいます。
どこに住んでも何かしらのトラブルはありますし、合わなければ引っ越そう!というスタンスが可能なのが、マレーシア移住の良さでもあります。
この記事を書いた人:オピエミアドバイザー うえだりな
いつでも話せるパートナーが見つかる
「オピエミインタビュー」
マレーシア移住の準備から
移住後の生活までマレーシア移住者が体験談を元にリアルなお話しします。
マレーシアはいいところばかりではありません。
メリット、デメリットもお伝えします。
「マレーシア生活でよくあるお悩み」
・英語が苦手だから心配が多い。。
・行政の手続き失敗したくないな。。
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