【独身40歳女性移住体験談】マレーシア海外生活満喫日記

海外で住んでみよう〜初めての海外生活体験談

海外で住んでみよう〜初めての海外生活体験談

20代後半、突如として海外旅行にハマった私。忙しい仕事の合間を縫って年に1〜2回は最低行っていた。ヨーロッパの街並みが好きで様々なところに行ったが、ドンピシャでハマったのがイギリス。ここに住みたい!と思い立ち全く英語もできないのに約1年、正社員として働く合間に副業し150万貯めて移住してみた。この時38歳。語学学校に通おうと学校に訪問。

英語のテストを受けるわけなのだが、わからないから来ているのに説明も何もかも英語…自分のできの悪さに顔から火が出るところだった。しかしこのままでは生活できないと考え直し、恥を忍んで3ヶ月ほど通学。

一応友達ができ、大好きなハリーポッターの撮影場所巡り、ビートルズのジェケット写真のポーズを撮りにアビーロードに行くなどお決まりの観光をして楽しく過ごせた。しかしここはイギリス様。とにかく何もかもが高い!貯めてあった貯金がみるみる減っていき、当初6ヶ月は滞在、その間に他国へ旅行なんて思っていたのに、日々節約生活の日々…

だんだんと情けなくなってきた。そんな時、援助してくれるのは決まってアジア人。特に東南アジアから来てる子(タイ人が主流だったが)達の優しさに触れ、大好きなイギリスだが嫌いになる前に違う国に移住しようと決断した。

海外で住んでみよう〜海外転職体験談

海外で住んでみよう〜海外転職体験談

一念発起し、日本に帰国。そしてすぐに転職活動開始。お目当てはもちろん海外転職。この時すでに東南アジアでの転職を希望していた。その理由はイギリスで優しくしてくれたから。そして何よりも物価が安い、就労ビザが取りやすい。というネット情報。

しかしどうやって探していいかわからず、とりあえずいろんな転職サイトに登録してみた。するとまぁ来るわくるわ。イギリスに住んでましたと言う事実だけで、英語ができると認定されて就職先が次々と。もしここで私が自信過剰に英語できますと言えば大手会社に就職できただろう。

ただ、そんな心臓の持ち主ではなく金銭的にも余裕がなかったので、ビザ申請と飛行機代を出してくれる、日本語でも大丈夫と言う会社をいくつか選んだ。その一つにマレーシアの就労先が。

  • 未経験業種OK
  • 年齢関係無し(この時すでに39歳)
  • 寮(シェアハウス)あり
  • 渡航費用会社持ち

とりあえず応募した途端、約1週間で話はまとまり、2週間後マレーシアに出発することになった。年末の出来事だったので全てが慌ただしくすぎ、周りからは騙されているんじゃ?と心配もされたが兎にも角にも行ってみないと何も始まらないと渡航した。仕事の詳細は避けるがまぁ大変だった

まずは研修。この研修、なんと朝の6時から始まり昼の3時まで。しかもマレーシアの建物の中というのは常夏の外気に対して極寒。まさかユニクロでダウンを買うとは想像だにしていなかった。そんなこんなで無事に研修を終え、就労して約半年。流石に朝の6時から極寒での仕事は体調不良を起こし、あえなく退職。マレーシア内で職探しを再開することとなった。

英語かぁ〜と思っていたらなんと日本語の転職サイトがマレーシア内では多数あり、なんと日本語で求人がたくさん載っていた。それもそのはず、マレーシアは近年「お金なくてもやっていけるよ」という触れ込みが多数で海外に挑戦したい若者から中年世代、リタイヤ組が移住してきている日本人がたくさんいたのだ。そしてマレーシア人の間では日本食、日本のアニメブーム。日本人がいるというだけで信用ができるため、求人は引く手あまただったのである。転職先を危惧していたが、無事にビザを再度取得し日系企業へ入社。

初めの会社は週休2日、祝日、有給休暇、長期休み可能とかなり条件は良かったが、2回目の会社は週休1日であとは一緒。給料も同額とまぁ厳しくなってしまったが、他の案件を見てもさほど変わりはないし、海外で働くってこんなものかもしれないな。と自分の中で折り合いをつけて働くことにした。正直今でも後悔がないのかと言われれば悩むところではある。

ただ、海外で就労すると決めたらまずはヨーロッパ!などと目標高く定めるのはエリートのみ。英語ができず、特にこれといって手に職がない人は東南アジアで十分である。というのが働いてみた感想。

しかし忘れるなかれ、ビザを取得するということは現地の人よりも優れているからビザを出しますっていうのが政府の見解。当たり前だが現地人でもできるポジションじゃ到底ビザを出してはくれない。少なくともマネージャー以上のポジションを与えられるし、実績を求められる。もしその様な責任を負いたくないのであれば、安易に海外へ転職、移住などとは考えない方がおすすめである。

海外に住んでみよう〜マレーシア在住の人々との交流体験談

海外に住んでみよう〜マレーシア在住の人々との交流体験談

無事にマレーシアへ渡航後、仕事が午後3時に終わるということもあり、他の研修生とともに出かけることが多くなった。当然フラットメイトとは必然的に出かける回数が多くなる。日本人同士であれば簡単に情報を共有することができるが、なんと同居人はインドネシア人。向こうも英語はわからず…しかし、マレー語とインドネシア語は同じ様な言語らしく買い物の交渉にかけては頼もしい味方となった。

また、日本人の同僚とインドネシア人の同僚との交流機会が増え、そこにマレーシア人も合流。現地の最新情報などが共有できるようになった。マレーシアには大きく3つの人種があり、

  1. マレーシアンマレー
  2. マレーシアンチャイニーズ
  3. マレーシアンインディアン

である。基本的に彼らの共通言語は英語であるが、時々ルーツの言葉しか話せない人もいる。マレー人はマレーシア語のみ(田舎に行けば行くほどこの傾向は強い)、マレーシアンチャイニーズは本土の中国人とは少し違う中国語、英語を話し、なんのプライドかマレー語は絶対話さないという人たちもいる。かなり特殊な世界だが、この中で言語に強いのはインド人。彼らは英語、ヒンドゥ語、マレー語を流暢に操る。表面上彼ら同士は話をするが、中にはお互いを毛嫌いしている人たちもたくさんいるのだ。

そして最も厄介なのが食事会宗教により禁止食べ物が違い、イスラム教を信仰する人々は、豚肉、アルコール禁止、ヒンドゥ教を信仰する人々は牛肉禁止、キリスト教を信仰する人々はなんでもOK。全人種交流となると日本食が一番無難。と思いきやハラル認定のお店でしかイスラム教と食事をしないのである。

そんなわけで全人種の食事会は食事場所の確保という意味でかなり気を使うのである。探せば色々な店があると思うが、もうどうでもよくなり最終的に彼らと食事をする際はKFCかマクドナルドかで決着がつくのである。余談ではあるが、マレーシアのKFCの鶏肉は鶏肉がジューシーで世界一美味しいらしい。試してみることをお勧めする。

とまぁ現地人との交流を書いたが、もしマレーシアに移住した際は毛嫌いせず日本のリタイア組とも接触してほしい。彼らに共通して言えることは、

  • お金を持っていること
  • 経験が豊富であること

初めて海外でという方ももちろんいるが、私が出会った多数の方々は海外での就労経験があるという。その話はかなり役に立つし、日本人のコミュニティは広いようで狭いので、何かあれば情報を共有し、助けてくれるありがたい味方なのだ。

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マレーシアはいいところばかりではありません。
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