多民族国家のマレーシアでは、年間を通してさまざまな民族・宗教的なイベントや行事があります。
私たちが馴染みのないマレーシアならではの行事も沢山!また、日本でもお馴染みのクリスマスなどのイベントはあるの?どんな雰囲気なの?と気になる方もいるのでは。
そこで今回は、マレーシアの主な年間行事にはどんなものがあるの?どんなことをするの?日本人も気軽に体験できることは?をまとめてご紹介。マレーシア移住や長期・短期滞在を機に、異文化を知り体感してみましょう!
- 日本との違いや楽しみ方は?
- マレーシアならではの行事は?
- 日本でもお馴染みのイベントはやるの?
日本との違いや楽しみ方は?
マレーシアの年間行事と特徴
大きく分けると、マレーシアにはマレー系・中華系・インド系・その他少数の民族が暮らしています。そのため、それぞれの民族の宗教であるイスラム教・仏教・ヒンドゥー教・キリスト教の祝日をお祝いします。それぞれ異なる暦での新年をお祝いすることになり、毎年祝日の日にちが変動するのも特徴です。「マレーシアにはお正月が4回ある」と言われる所以ですね。
また、マレーシアでは州ごとに独自の文化と歴史があり、それにちなんだ祝日があるため同じ国でも住む場所によってカレンダーが違うのも興味深いです。
2024年 マレーシアの主な年間行事 | 行事名 |
1月1日 | お正月 |
1月25日 | タイプーサム |
2月10,11日 | チャイニーズニューイヤー |
3月28日 | コーランの啓示日 |
4月10,11日 | ハリラヤ・プアサ |
5月1日 | メーデー |
5月22日 | ウェサックデー |
6月3日 | アゴン誕生日 |
6月17日 | ハリラヤ・ハジ |
7月7日 | イスラム暦新年 |
8月31日 | 独立記念日 |
9月16日 | マレーシアデー |
10月31日 | ディパバリ |
12月25日 | クリスマス |
※主な祝日のみ(州ごとの祝日は除く)を記載。暦によって変動の可能性あり。
日本人も気軽に楽しめる
私たちのような外国人や宗教の異なる人であっても、それぞれのイベントの雰囲気を気軽に体験することができます。街中やモールはお祝い事に盛大にデコレーションされるので、見に行くだけでも楽しめます!旅行や滞在の際には、その時期にどんな行事があるかチェックしていくのがおすすめ。
インターナショナルスクールや日本人学校、幼稚園などでも民族衣装を着たり、お祝いの食事を食べる機会があります。多くの食べ物や衣装は誰でも気軽に購入できるので、ぜひ大人も一緒に楽しみましょう!
一年中お祝いムード
マレーシアでは年に4回お正月があるため、年中お祝いムードと言っても過言ではありません。特にお子さんがインターに通う場合は次から次へとイベントがあるので、各民族の衣装を揃えたり、バザーに参加したりと親はなかなか大変です。(ただし参加自由な場合が多いので、衣装を着ないお子さんもいます。)
日本人の場合、季節ごとの行事(節分やこどもの日など)も祝うとなると、まさに1年中何かしらの行事をしている状態です。
マレーシアならではの行事は?
タイプーサム(1月25日)
ヒンドゥー教の奇祭といわれるお祭り。修行を行ってきた人々が全身に針やフックを刺し、神輿を担いでバトゥー洞窟へ向かいます。
なんと本場のインドでは危険が伴うため禁止されており、現在シンガポールとマレーシアでしか見ることができないそうです。そのため、KLには100万人近いヒンドゥー教徒が集まるとか。非常に混雑しますが、興味のある方はその迫力を間近で体感してみては。
チャイニーズニューイヤー(2月10,11日)
一年の中でもかなり盛り上がる旧正月。町中が赤い提灯やオブジェなど豪華に飾りつけされます。中華系マレーシア人は経済的にも豊かな人が多いためか、アンパオ(お年玉のようなもの)をいただく機会があったり、夜通し打ち上げ花火や爆竹が鳴り響いています。
この時期には、ぜひイーサン(魚生)を食べてみましょう!レストランでも注文できますし、自宅でも作れます。大勢で「ローヘイ!ローヘイ!」と盛大に混ぜながら新年の健康や幸運を祈り、明るい気持ちになれますよ。
各モールで開催される、ライオンダンスを観に行くのもおすすめだよ!
ハリラヤ・プアサ(4月10,11日)
イスラム教徒が1ヶ月に渡るラマダン(断食)を行い、その断食が明けたことをお祝いする日です。人口の6割を占めるイスラム教徒がいるマレーシアでは、最もおめでたい日でもあります。
ラマダンは外国人や異教徒には強制されることはありませんが、ラマダンバザーやハリラヤのお祝いには自由に参加できます。緑と黄色の「クトゥ・パット」を飾ったり、マレーシアのクエという祝い菓子が販売されます。マレー系の衣装を着てみるのもおすすめ。
ハリラヤ前後は帰省の大渋滞が起こりやすいため、外出時は注意しましょう。
ハリラヤやチャイニーズニューイヤーの前後は、マレー系・中華系のレストランや飲食店が休業していることも多いので、訪れる際は確認を!
独立記念日、マレーシアデー(8月31日、9月16日)
マレーシアでは2つの建国を祝う日があります。独立記念日(ナショナル・デー)は、マラヤ連邦がイギリスからの独立を宣言した日。マレーシア・デーは、サバ州・サラワク州・シンガポールが続いて独立しマレーシアに加わった日です。
マレーシア各所で盛大なパレードが行われ、あちこちで国旗を掲げてお祝いされます。日本で建国記念日というと、一般家庭ではあまりお祝いしませんよね。マレーシアでは自分の国に誇りや愛国心を持っている人が多いんだなと感じます。
ディパバリ(10月31日)
ヒンドゥー教の「光の祭典」と言われるお祝い。この時期カラフルで大きな砂絵、キャンドルなどが飾られるため、色々なモールへ見に行くことが楽しみになります。インド街の周辺では花火や爆竹が鳴り響き、普段よりたくさんの露店が並びます。
インドの衣装や雑貨が好きな日本人も多く、毎年インド街やディパバリカーニバルというイベントに足を運ぶ人も多いです。ヘナタトゥーも普段よりお得に体験できますよ。
日本でもお馴染みのイベントはやる?
新年(1月1日)
日本では年末からお正月ムードで盛り上がる季節ですが、マレーシアでは日本ほどお祝いしません。1月1日は休日ですが、2日や3日には学校・会社がある年もあります。年越し独自の飾りがなくクリスマスの飾りのまま、なんてことも…。ただ、ツインタワー付近や娯楽施設でカウントダウンイベントや花火の打ち上げが行われます。
中秋節(9月17日)
日本でいうお月見。ただし食べるのは月見団子ではなく、月餅(ムーンケーキ)。スーパーやモールの特設ブースで、いろいろな種類の月餅が売り出されます。スターバックスなどのカフェや有名な高級ホテルでも、毎年おしゃれな化粧箱・バッグと共に販売。高価なものもありますが、自分好みのものを見つけてゲットしてみては?
ハロウィーン(10月31日)
欧米諸国ほどではないですが実施されています。ただ日本のような可愛らしいデコレーションではなく、リアルな骸骨やゾンビなど小さな子は怖がってしまうような飾り・仮装グッズが販売されています。日本と同様に仮装イベントの色が濃い印象。インターでは学校行事として行われ、先生も生徒も張り切って仮装したりクラスでパーティをします。
クリスマス(12月25日)
南国のマレーシアですが、意外にもクリスマスは賑わっています。各家庭の宗教や世代にもよって異なりますが、お祝いする人もいます。移住した場合はクリスマスの飾りも気軽に購入できますし、モールでは大きなツリーで装飾されます。キリスト教の教会も日本より沢山見かけ、私の周りもクリスチャンの友人が何人もいました。
まとめ
いかがでしたか?マレーシアほど多民族・多文化な国は珍しいと言われています。私自身、マレーシアに移住してから初めて知った行事やお祝いが沢山あります。そして日本に住んでいた頃は関心のなかった、様々な宗教・文化についてもっと知りたいと思うようになりました。
これを機に気になるイベントがあれば、あなたも体験してみてはいかがでしょう?
この記事を書いた人:オピエミアドバイザー うえだりな
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「オピエミインタビュー」
マレーシア移住の準備から
移住後の生活までマレーシア移住者が体験談を元にリアルなお話しします。
マレーシアはいいところばかりではありません。
メリット、デメリットもお伝えします。
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