約10年前には「マレーシアってどこ?」と尋ねる日本人が多かったマレーシアも、今では日本人のセカンドライフ移住先としてベスト3に頻繁に入るほどになりました。
が、それだけで満足してはもったいない!ご存知の通り、エアアジアはマレーシアの会社。
ここを拠点に、しかもマレーシア基準のフライト料金で周囲のアジア諸国やヨーロッパまでとにかくたくさんの就航路線が作られています。マレーシアから気軽に行ける国外旅行先をご紹介します。
片道3時間で行けるバリ
朝7時代から夜21時まで毎日多くの便が出ているバリ便は、デンパサール空港まで片道3時間。
首都のクタを中心にサヌールやウルワツ寺院等の見どころが多様にあり、バリヒンズーの静かな空気の中でマレーシアとは全く違うアジアの休暇を楽しむことができます。
ビーチ側のリゾートも良いですが、オススメはバリ内陸部のウブド。クタから約1時間のドライブで、森林エリアの街に到着します。
ウブドの中の寺院と、日本人経営の隠れ家的バンガロー「Kakiang Bungalow」
ベトナムは開拓中リゾートのDa Nang(ダナン)へ
ベトナムも、マレーシアから直行便があるので人気の旅先。
ホーチミンやハノイはもちろんのこと、近年じわじわと当地の日本人の間で広がっているのが、ベトナム東部のダナン。
東海岸側をメインに静かなリゾートホテルが並び、クオリティの高いおもてなしを受けることができます。シャトルバスで30分南下すると、世界文化遺産に登録されている港町ホイアンもあり、こちらは夕方以降のランタンが灯る時間がオススメです。
ダナンの6星ホテル「Fusion Maia」とホイアンの川沿い
年々変化するバンコク
バンコクはマレーシア人がショッピングへ行く先としても人気のスポット。
クアラルンプールから2時間、昔から残るドンムアン空港に着陸します。
市内へ車で30分。筆者がお気に入りのホテルはソフィテル系列のSO/Bangkokホテル。
ルンピニ公園を見渡せる高層階のホテルロビーに、カクテルを飲みながらリラックスできるプールが整い、ルンピニ駅すぐそばのわりと便利な場所に静かに佇んでいます。
ガイドブックにもよく載ってはいるのですが、やはりチャトチャックのウィークエンドマーケットはディープすぎて面白い!奥に入り込んだカフェやバーで地元の人とお喋りをするのもまたいい楽しみ方です。
チャクチャットマーケットの奥深くにあったバーで冷たいコーヒーを。シンガポールとスペインからのお客さんとも仲良くなりました。
カラフルなチェンマイも直行ですぐ
タイはバンコクだけではなく、こちらチェンマイもマレーシアから直行便が就航しています。
名物麺料理のカオソイや、おしゃれなカフェ、民族衣装のカラフルな雑貨を数多く見つけることができます。
チャイナタウンの先にあるワロロット・マーケットはお土産にぴったりなものが見つかる1階と地下がオススメ。なぜか金色の象が半分だけ出ている、黄金色で埋め尽くされた寺院Wat Phra Singh (Gold Temple)も見応えがあります。
チェンマイでもタクシーアプリGrabを利用でき、Tuk Tukも見つかりますので、バンコクよりも静かな街をこれで走ってみるのもなかなか爽快です。
Gold Templeには象が半分(笑)。カオソイならNimmanへ。
一息つきたくなったらシンガポールへ
生活には特に苦労しないクアラルンプールですが、綺麗な道路や町並みが恋しくなったら、お隣シンガポールへ1泊で行くことも可能です。
東京—名古屋間とほぼ同じ距離なので、長距離バスで7時間、またはフライト45分で小トリップできます。
2019年にセントーサ島のマーライオンはいなくなってしまいましたが、本家のマーライオンはまだ健全です。
空港施設もLCC(格安航空会社)用とは思えない綺麗さで保安検査や出国審査も真っ先に自動化を始めた空港です。
チャンギ空港に降り立った後の市内までの交通手段ですが、市営バスを使うという技があります。Bus to Cityという表示に沿って歩くと、駐車場に面したバス停にたどり着きます。
人は少ないですが、これが穴場。シンガポール中心までたった2.50シンガポールドルで(交通カードを持っておくことをお勧めします)、左手にマリーナベイサンズを眺めながら移動できるというもの。
空港から電車は朝8時開始で一度乗り換えが必要な上、意外と同じ時間がかかります。Grabでも向かえますが、ローカル感を楽しむのであればバスはイチオシです。
空港から市内へのバスはこのサインが目印。眺めを独り占めできます。
国外旅行によく使うエアアジアはとても便利な航空会社ですが、需要が減ると就航が取りやめになってしまうこともあります(ラオスのルアンパバーンも人気はあったのですが、そこまで行く人がいなかったのでなくなってしまいました 涙)。
ですが主要な旅先はまだまだ毎日頻繁に飛んでいますので、マレーシアを拠点に最安運賃で東南アジアを廻る旅を計画するのも一石二鳥かもしれません。
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