8月末から9月にかけて、マレーシアのあちこちで国旗が沢山掲げられています。これはマレーシアの独立を祝う祝日があるため。しかも1日だけではないんです。
移住して間もない方やこれから移住を考えている方にとって、「何があるの?」「どんな祝日?」「外国人はどう過ごせばいいの?」と疑問に思うことも多いはず。
今回はマレーシアデーとムルデカデーについて、祝日の意味や過ごし方、生活に関わるポイントを移住者がわかりやすく紹介していきます!
- 2回もある?マレーシア独立の記念日
- マレーシア国旗について
- 街の雰囲気と過ごし方、注意点
2回もある?マレーシア独立の記念日

マレーシアに住むと、毎年8月末から9月にかけて街全体が「お祝いモード」になります。特に大切な祝日が ムルデカデー(独立記念日/8月31日) と マレーシアデー(9月16日) 2つです。
ムルデカデーとは?(独立記念日)
- 日付:毎年 8月31日
- 内容:1957年、マラヤ連邦(現在のマレーシアの一部地域)がイギリスから独立した日です。“ムルデカ=Merdeka” はマレー語で「独立」を意味し、初代首相がムルデカ広場で「ムルデカ!」と叫び、国の独立を知らせたことで有名。
- 当日は国全体で祝賀ムードで、 例年大規模なパレードが行われます。現場は大変混雑するので、早めに向かうか人混みが苦手な方はテレビ中継を見るのがおすすめ。
マレーシアデーとは?

- 日付:毎年 9月16日
- 内容:1963年、マラヤ連邦に サバ州・サラワク州・シンガポール が加わり「マレーシア」という国が誕生した日。(※その後シンガポールは1965年に独立し、現在のマレーシアの形に) 2010年に制定されたまだ新しい祝日です。
- 「国としての誕生日」 にあたり、東マレーシア(ボルネオ島側)にとって特に重要な日です。
どちらも休日でお祝いムード
両日ともマレーシアでは全国的な祝日。「国の誕生日期間」として、1か月近くお祝いモードが続きます。KL近郊でのパレード、サバ・サラワクでは民族舞踊や伝統文化を紹介するイベントも多く開催。
学校・幼稚園は祝日で休みですが、その前後で国旗掲揚やイベントを行うインター校・園もあります。ショッピングモール、ネットショップなどでは 「ムルデカセール」 と称して大規模な割引が毎年行われています。
マレーシア国旗について

国旗の意味は?
マレーシア国旗は「JALUR GEMILANG(ジャルル・ゲミラン)」と呼ばれています。
国旗には、赤と白の同じ色の帯が14本あります。これらの帯は、13の州と連邦直轄領そして連邦直轄領(クアラルンプール、ラブアン、プトラジャヤ)を表しています。
赤は勇気を、白は純粋さを表しています。三日月と星の黄色はマレー統治者の王室カラーです。赤、白、青の三原色の組み合わせは、マレー連邦国家とイギリスの統一を表しています。こうして、それぞれの国旗の意味を知るのも面白いですね。
国旗掲揚の注意点
この時期になるとモールや商店などで、色々な大きさ・デザインのマレーシア国旗を手軽に購入できます。外国人である私たちもお祭りムードの中で「ちょっと飾ってみようかな?」という気持ちにもなるのですが⋯。
国旗については、厳密に法律で取り扱いが規定されており、 逆さまや誤った方向に掲げたり汚れた旗を飾るのは法律違反です。
悪気はなくとも方法を間違えると、罰金や刑罰につながることもあるので注意が必要。実際に誤って逆さに国旗を掲げた店舗があり、ニュースから民族間の混乱・政府がなだめる自体にまで発展していました。
外国人は「大々的に旗を掲げる」よりも「家に飾ったり小物で国旗モチーフを楽しむ」のが無難です。
街の雰囲気と過ごし方、注意点

家の前やコンドのベランダ、自家用車やバス、学校・モール、レストランまで国旗が飾られて賑わっています。大きなビルに掲げられた巨大な国旗から、バイクに付ける小さくてかわいいものまで。
また、家電・洋服・食品まで「ムルデカ・セール」「マレーシアデー・プロモ」といったセールが開催されるのでお得に買物できます。 子どもたちの幼稚園やインターナショナルスクールでは、国旗の色の服を着てくる日や民族衣装を着る日があります。
外国人はどう過ごす?
- パレードやイベントに参加する:過去にはKLのムルデカ広場で開催されていましたが、2025年は行政都市のプトラジャヤで行われます。
- セールを楽しむ:日用品や家電を手頃に購入するチャンス!
- 子どもの学校行事:子ども用の民族衣装(バジュクルン、バジュクバヤ、チャイナ服、インド服など)を準備。事項で購入できる場所をご紹介!この機会に自分の衣装も購入してみては?
- 静かに祝うのもOK:大混雑を避け、家でのんびりする外国人家族も多いです。
民族衣装・マレーシアグッズはどこで買える?

民族衣装を購入するのに、日本人におすすめの場所がイオンです。モールで買い物するついでに見れて気軽に試着もできる、種類とサイズも豊富なのが嬉しいポイント。衣装を着るイベントまで日数がある場合は、LazadaやShoppeeなどネットショップで購入すると安く購入できます。
本格的な衣装がハードル高いと感じる方は、ローカルスーパーなどで買えるマレーシアTシャツもおすすめ!
また、マレーシア国内の各会社やブランド・高級スーパーがマレーシアの伝統的な柄や国旗モチーフの期間限定グッズを販売。(毎年Christy Ngのバッグ、韓国系コンビニCUのバッグやタンブラーなど)すぐに売り切れてしまうこともあるので、気になる方は早めにチェックを!
知っておくと便利なポイント
- 学校や幼稚園は休みになる :仕事が祝日でも休みにならない場合もあるので、子育て中の方は家族や知り合いに子守を依頼したり、外部のベビーシッターの手配を考えておくと安心です。その他、マレーシアでは日本にはない祝日がたくさんあるので、こまめにカレンダーを確認しましょう!
- 公的機関・銀行も休み :公的機関は休みになるので、必要な手続きは前後の日に済ませておきましょう。
- 交通渋滞に注意 :パレードなどの大規模イベント会場周辺は渋滞が激しくなりますし、普段と違う交通規制もあるので注意(パレードのリハーサルで当日以外も規制あり)。あらかじめ確認してから出かける、公共交通機関を利用するなどがおすすめ。
- 旅行する方はお早めに → 連休に合わせて国内旅行・故郷へ帰省するマレーシア人も多く、航空券やホテルは早めに予約しておくのがおすすめです。
まとめ

8月下旬から、マレーシア国内はお祝いムードになります。マレーシアに移住している日本人としては「自分の国に誇りをもち、大切に思う気持ち」を教えられる気がします。
同時に、マレーシアや日本の建国についても改めて知り考える機会にも。国立博物館でガイドツアーに参加する、関連書籍を読む、映画を鑑賞する(この時期に、政府がマレーシア関連の映画上映を企画することも)などいろいろな方法があります。
移住した方だけでなく、この時期に旅行で訪れた際にも記事を参考にしていただければ幸いです!
この記事を描いた人:オピエミアドバイザー うえだりな
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